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五条side
・
『……は？』
任務から帰る車の中で、携帯をずっと握り締めて、画面を睨んでいた。
その携帯に届いたメールを見て、思わず素っ頓狂な声が出た。
ゴシゴシ…と目を擦るが変わらない文。
『なっ…何だよそれっ！！！』
ガツンと運転席を蹴ってしまい、自分の声と振動にビクッとした補助監督なんて、どうでも良い。
怒りなのか、なんなのか…携帯を握りしめる手が震えた。
…事の発端は数日前だった…
ーーー
ーー
ー
最近は、任務、出張、任務、出張、家のゴタゴタ…と学校にほとんど居なかった。
今日は久しぶりの授業。
と、言ってもどうせ自習だし…
なんて思っていたら寝坊した。
それに昨夜、帰ってきた時間も遅かった訳で…
ふぁ〜〜〜と大きな欠伸が止まらない。
教室に近づくにつれて、傑と硝子の声がだんだんと聞こえてきた。
家「…で、内緒にしておきたいって？無理な話じゃん」
夏「嘘ついて渡しても良いんだが…」
家「Aから渡して欲しいって頼まれてんのに嘘つくんだ？」
水神の名前や、内緒、嘘など怪しさ満点の会話が聞こえ、ドアを開けようとしていた手が止まった。
家「…で、密会の感想は？」
夏「ﾌｯ…密会か。逢い引きとは言わないんだな？」
家「へ〜じゃぁ付き合ったんだ。おめでー…」
『ちょっ！タンマッ！付き合ったって誰と誰がだよ！！』
急いでドアを開けて傑に近づいた。
内容からして傑と水神と言うことになりそうだが…気が気じゃない。
夏「はぁ…誤解だよ悟。
それより、Aから君にお土産だそうだ」
『…何だよコレ…』
夏「阿闍梨餅と言う有名な和菓子だそうだ。彼女のオススメで、是非渡して欲しいと、あと感想も送って欲しいそうだよ」
『へぇ〜……って誤魔化されるか！
いつの間に名前呼びしてんだよ！
それに、アイツに会ったのかよ！
何で、どうゆう経緯だよ！』
家「ははっ、うっせー」
夏「…たまたま、京都に用事があって、彼女に連絡したら休みだったんだ」
嘘臭い笑顔をニコッと浮かべながら傑は説明するが…納得出来ない。
とりあえず、彼女から貰った物を誰にも渡さねぇと言わんばかりに抱きしめた。
夏「そんなに睨むなよ」
『……何で京都に行った…』
夏「…新幹線で？」
『理由だ！理由っ！
そんな乗り物なんて、どうでも良いんだよ！』
夏「だから、たまたまだよ。
休みで観光がしたくて京都に行った。」
『……』
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
