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禪「Aちゃんも、男に興味ない言うときながら、こないな奴に媚び売るんは、見る目あらへんで」
『媚びなんて売ってない。
彼は友人よ』
禪「そないに恥ずかしがらんで、ええよ。
…で、抱かれた感想は？
獣のように交じり合ったん？」
『禪院いい加減にっ…』
「君はそうゆう事しか頭に無いのかな？」
禪「あ″？」
「男女にも友情というものは存在する。
彼女は私の良き理解者だ。
御三家の禪院では、そんな無粋な事を聞くのが礼儀なのか？」
禪「なんや、Aちゃんにそんな虜になる程、具合が良かったんか？」
「…最高だった…と言えば満足かな？」
傑はクスッと笑うと、私の肩を抱いて引き寄せた。
そして腰に腕を回して、更に私と密着する。
そんな姿を見て、禪院の眉がピクリと動いた。
禪「…まぁええわ。
Aちゃん、次の相手よろしゅう頼んますわ」
「彼女が誰にでも抱かれるような軽い女性に見えるのなら、眼科にでも行ったらどうだい？」
禪「こないな女、抱かれるしか価値はおまへんやろ」
『はぁ…禪院いい加減に行きなさいよ』
私は傑から離れて、禪院の腕をグイッと引っ張り歩くように背中を押した。
そのまま歩いていってくれれば良いのに、何故か禪院は振り返った。
禪「そうや、夏油君…あんたは悟君の隣に立つんは場違いや」
「……」
『禪院ｯ！！』
禪「悟君の隣に立つ資格はあらへん。
悟君も連れを選ぶんのを、間違えとる。
まぁ、そのうちに気づくはずや」
『…直哉、いい加減にしな。
あんた、一回痛い目みないと分かんない…？』
禪「ふっ、嫌やわ〜野蛮な女は。
…ほな、さいなら」
禪院は満足そうな笑みを浮かべると、さっさと歩いていってしまった。
本当にあの子は余計な事しか言わない。
『傑っ、あのね気にしないでっ』
「あぁ、大丈夫だ…」
大丈夫って顔じゃない…
わずかな変化だが私には分かる。
このまま傑を１人にしてはいけない。
絶対に何かまた良からぬ方へと考えてしまう…私だったらそうだ。
親友だと思っていた人の隣に立つべきでは無い、なんて言われたら傷つく。
「…じゃぁ、そろそろ私もお暇するよ。
新幹線のチケットも取れなくなってー…」
『…傑…』
「ん？何だい？」
『外泊許可を先生に貰ってね』
「…A？」
『今日は一緒に寝ようね！』
「・・・は？？？」
私はガシッと傑の腕を掴むと強引に引っ張っていった。
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雪椿(プロフ) - えねごりさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年12月26日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
えねごり - 続きがすっごく気になります！！！更新無理せず頑張ってください！！！ (2021年12月26日 10時) (レス) @page50 id: 48217851a7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ゆずさん» ありがとうございます(*^^*) １度目と違った五条をお届け出来て良かったです！一応、違うんだぞーってのを意識してますので、伝わって良かった(/ω＼) (2021年12月21日 19時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - ２度目の人生も毎回楽しみにして読んでます(*´꒳`*)五条先生のキャラが１度目の人生とはまた違って新鮮です！いつも素晴らしい作品ありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2021年12月20日 23時) (レス) @page41 id: 89d33d75be (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - ありがとうございます！！(●´ω`●)楽しみにしてます♪( ◜ω◝و(و " (2021年12月11日 19時) (レス) @page26 id: f9eedc0803 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年11月22日 19時
