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「あの人って？」
『……五条悟…』
「あー、御三家の！すんごい人なんだろ？」
『そう。
だから、今年と来年は勝てないんじゃないかな。
だから、先輩たちも余計にピリピリしてるの』
「ふーん…だから、Aって練習に気乗りしないんだ？」
『…へ？』
「だって、先輩たちと演習しても、あんまり身が入ってないし…先輩たちもよくお前に怒ってんじゃん。
勝てないから意味ないって諦めてんの？」
『違うよ。
ただ、気になることがあって…悪かったって思ってる』
「ふーん…ま、何か悩んでんなら俺に相談しろよな。唯一の同期なんだし！」
ニシシッと笑い、私の食べかけのパフェを勝手に食べ始める秋弥。
私、食べて良いとは言ってないんだけどなぁ…とは冗談で。
悟に会うことは最大の悩み。
別に仲良く話しをする訳ではないし、向こうなんて私の事を知らない。赤の他人…なのにやっぱり気になってしまう。
まぁ彼にとって私なんて雑魚の１人としか認識されないんだろうが。
もう１つ気になっていることが…傑だ。
私が思うに、星漿体、天内理子の任務が彼の中の信念が変わるきっかけだったはず。
もしかして、こちらではそんな任務は無いのかもしれない。
なんて、気にして情報を集めていたが…全く同じ日時に任務が始まり、同じ結果に終わった。
なら、彼の中の信念は今揺らぎつつある。
傑が死なない未来が訪れて欲しい。
彼には幸せになってもらいたい。
そう考えるなら、東京校に行くのが正解だったかもしれないが…
悟の存在が私の足を竦ませた。
今度の交流会で、傑に接触できれば、もしかしたら何か分かるかもしれない。
彼の信念が揺らいでいるのかどうか…
でも、傑のことだから敵チームの私に本性を見せる事なんて９９％無いと思う。
それでも、私に何が出来るのか…
なんていろいろと考えていた。
良い方法なんて浮かばない。
まずは交流会で、接触すること。
どうせ団体戦ではバラけて、呪霊を一体でも多く祓う作戦になるはずだから、その時にでも接触する。
でも…やっぱり一番心にひっかかるのは悟の存在。
『……(誠悟、ママ、どうしたら良いんだろうね…)』
「あ、パフェ、全部食っちまった…」
『…じゃぁケーキ追加ね』
「えー！！ほんと、お前ってパフェとかケーキ好きだよな〜…」
『…まぁね…』
ほら、まだ悟の影響が残ってる。
…今の彼も甘いものが好きなのかな…
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
