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「なぁ、なぁ…俺、絶対負けるよな？
もうさ、棄権したいんだけど…」
『万が一ってあるかもよ？』
「ねぇよ！！相手、あの御三家の五条だぞ！」
『秋弥なら大丈夫だって〜』
「無理だって〜…」
交流会２日目、個人戦。
昨日の団体戦では完敗だった。
案の定、悟と傑の２人でほとんど祓われたらしい。
２日目の今日はくじ引きをして同じ数字を引いた者同士があたる。
その結果、私は傑と対戦することに決まった。秋弥は…可哀想なことに悟だった。
その為、控え室ではずっと落ち込んでブツブツと言っている。
「お前だって、昨日、活躍した奴と当たるんだろ？
何にも思わねぇの？」
『勝ったら勝った。負けたら負けたで良いんじゃない？』
「でもやるんだったら、勝ちたくね？」
『なら、あの五条に勝ってきなよ。
そしたら、秋弥の大好きな禪院くんが誉めてくれるかもよ？』
「そうそう、俺の大好きな……じゃねぇよ！！こんな時に冗談なんて言えるか！」
『ブツブツ言ってるよりは、冗談言ってた方が心に余裕を持てるよ』
「確かにそうだけどさ〜…」
『99%無理でも１%の可能性があれば大丈夫だよ』
準備の指示が来たため立ち上がって、伸びをする。
そして、目下で切った前髪を上げて適当に止めた。
流石に視界が悪い。
「頑張れよー」
『はーい』
秋弥の励ましに軽く手を挙げ、待機していた先輩にも励ましの言葉を貰いスタート位置へと向かった。
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個人戦は森の決まった範囲での戦い。
スタートの合図で、森の中心へと軽く走って行く。
多分、傑は真っ正面から来るはず。
真っ正面どころか呪霊に乗って、空から来そうだな…
体術や剣術の接近戦が得意でも、男の傑からしたら赤子の手をひねるように容易いはず。
私と傑では力の差は歴然。
会話をして今の彼の心境を察する事は無理に近いだろうな…
『……東京校を選んでた方が正解だったかも…なんてね…』
たらればを言っても仕方ない。
そんな事を思っていても、きっと私は悟が居る限り、東京校へ行くことはない。
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太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
