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虎杖side
ーーー
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ー
…重い…
車の中が、すんげぇぇえぇえぇえ重いっ！
あんな先生とAさんの話しを聞いた後に、４人で乗る車の中は、凄まじい空気が流れている。
伊地知さんは話しを聞いていないから何がなんだか分かっていないが…空気が悪すぎて冷や汗ダラダラかいているし…
Aさんは、助手席に乗ってずっと外を無言で眺めている。
本当に気まずい…これが俗に言う修羅場！！
七「…水神さん…」
「ごめんね、あんな所見せちゃって」
七「いえ…私は正しい選択だったと思います。」
「正しいね…
悠仁もごめんね、担任のあんな姿見せちゃって…」
『え、あ、や、べべべ別にっ、俺は…その…気にしねぇし…
でも…Aさん、本当に離婚すんの？』
伊「り、りこぉんんっ！？」
「伊地知くん、真っ直ぐ前向いて安全運転でね」
伊「は、はひっ！」
「…絶対に離婚する。もう決めたの。」
あの後、もう一度ちゃんと話し合うということで話しの折り合いをつけていたが…
この様子だと話し合いなんてされないと思う。
『で、でもさ…Aさんには、誠悟だっているし…』
「悠仁は優しいね、息子の心配もしてくれて。
大丈夫、全部考えて、ちゃんとしてるから」
『そっ、そっか…そうだよな…』
「…悠仁のおかげだよ…」
『…え…？』
「悠仁が私を肯定する言葉のおかげでいろいろ決心がついて、行動が出来た。
悪い意味じゃないよ、勘違いはしないでね」
『でも、俺が余計な事言ったから…』
「遅かれ早かれ、こうなってた。
悠仁の言葉は本当に嬉しかった…自分の事を肯定してくれる人が居るって安心できた。
…七海もありがと。
この前はキツいこと言ってごめんね」
七「私は気にしていません。もし、お力になれることがあれば、遠慮なさらず申してください」
「ありがとう」
Aさんを降ろす場所に着いたのか、伊地知さんは路肩に車を止めた。
Aさんは車を降りると、俺が座ってる方の後部座席に来て、窓をコンコンとノックしたので、俺は窓を下げた。
「悠仁…私、幸せになるね。
悠仁の言葉が力になった、本当に感謝してる」
『…Aさん…』
「任務がんばって、七海に教わればまた更に強くなれるよ」
『応！』
俺の言葉がAさんに勇気を与えたなら…先生には申し訳ないけど、良かったと思う。
これを機に、２人が同じ道を歩めたらいいな…
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椎(プロフ) - 五条さんがクズすぎて許せない部分もあったのですが、それでも主人公を愛している気持ちは本当のものだからと思うと、涙が止まらず号泣でした。 (2022年3月1日 22時) (
レス) @page49 id: 4e7f65b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
にききまる(プロフ) - これほどまでにクズの五条にあったことない。まじ恨む。来世では地獄みてほしいと願うほど主人公に感情移入しました (2022年2月7日 14時) (レス) id: f079bcdbdb (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 愛しくて苦しくて、久しぶりに号泣してしまいました。皆幸せになれますように…。2度目の人生読むのが楽しみです。 (2022年1月3日 3時) (レス) @page50 id: 63e70122d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - (続き)凄く可哀想になってきて、毎回全員が幸せになってほしいなって思いながら読んでました。１度目の人生の最後の方やばかったです(涙が)思い出すと切なくて堪らないです、、もっと書きたいことあるのに文章纏まらない…wこの作品を作って下さり本当に感謝です！！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして。毎日楽しみにしながら読んでました！この作品大好きです。ここに感想まとめさせて頂きます。夢小説で泣けたのはこの作品が初めてでした。私の推しがｸｽﾞ過ぎるのに超お気に入りの作品です！笑 愛桜、憎いだけの奴だったんですが、読み進めるごとに (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年9月22日 20時
