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五条side
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『脱サラ呪術師の七海建人くんでーす！』
七「その言い方止めてください」
僕はこの後に行かねばならない所があり、交流会までは、この七海とAに任せることにした。
悠仁は最初とは比べものにならないくらい成長を経ている。
あとは実践。実践で得るものは必ず自分の身になる。
『じゃぁ、これから悠仁は七海と一緒の任務に行って、たくさん技術を盗んでくるんだよ』
虎「りょーかい！」
「あ、間に合った」
虎「Aさん！Aさんも一緒に行くん？」
「途中までね。伊地知くんが乗せていってくれるって言うから。七海、お邪魔させていただくね」
七「はい、構いません」
顎に手を置き、彼女の姿をじーっと見る。
覇気のない表情、やつれた顔、身体もまた細くなった。
硝子にAは、精神疾患の薬を飲ませるべきレベルまで来ていると忠告を受けた。
悠仁とのことを関わらせたのは、人を教える楽しさ、成長への喜び、そしてそれを通して感じる達成感、自信をAに与えたかった。
Aに合った方法で自信を持たせて、自己肯定感を少しでも高くする為に…
それに悠仁の明るさで、Aの憂鬱な気分が晴れることを期待してたが…ハズレだったか。
「そうだ…悟。」
『ん？どうした？ちゅーでもする？』
「ふふっ、冗談キツいよ」
『わりかし、本気だよ？
もしかして僕フられちゃった？』
クスクスと微笑み合うのはいつぶりだろうか…
誠悟の誕生日の時の口喧嘩からずっと彼女は冷たく、一線を引かれたような態度が続いていた。
家にたまに帰っても彼女の態度が気になって、心休まる時もなかった。
交流会が終わったら、まとまった時間を貰って誠悟とAと出かけよう。
遊園地とか行ったこと無かったけれど、この機会に行って関係の改善に努めれれば…
「まぁ、今からフるんだけどね」
『……え？』
「…悟…
離婚して…」
虎「…へ？」
七「…水神さん？」
『…A、僕の聞き間違いかもしれないけど……今……り、こんって…』
「そう、私と離婚して」
久しぶりににっこりと満面の笑みを浮かべた彼女の顔。
ﾄﾞｸﾘ…と心臓が嫌な音を立て、冷や汗が背中をﾂｩｰ…と流れる。
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椎(プロフ) - 五条さんがクズすぎて許せない部分もあったのですが、それでも主人公を愛している気持ちは本当のものだからと思うと、涙が止まらず号泣でした。 (2022年3月1日 22時) (
レス) @page49 id: 4e7f65b0c2 (このIDを非表示/違反報告)
にききまる(プロフ) - これほどまでにクズの五条にあったことない。まじ恨む。来世では地獄みてほしいと願うほど主人公に感情移入しました (2022年2月7日 14時) (レス) id: f079bcdbdb (このIDを非表示/違反報告)
匿名ちゃん - 愛しくて苦しくて、久しぶりに号泣してしまいました。皆幸せになれますように…。2度目の人生読むのが楽しみです。 (2022年1月3日 3時) (レス) @page50 id: 63e70122d3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - (続き)凄く可哀想になってきて、毎回全員が幸せになってほしいなって思いながら読んでました。１度目の人生の最後の方やばかったです(涙が)思い出すと切なくて堪らないです、、もっと書きたいことあるのに文章纏まらない…wこの作品を作って下さり本当に感謝です！！ (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - はじめまして。毎日楽しみにしながら読んでました！この作品大好きです。ここに感想まとめさせて頂きます。夢小説で泣けたのはこの作品が初めてでした。私の推しがｸｽﾞ過ぎるのに超お気に入りの作品です！笑 愛桜、憎いだけの奴だったんですが、読み進めるごとに (2021年12月13日 12時) (レス) id: 785d5edaec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年9月22日 20時
