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七海side
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誠「けんちゃんは、なにしてるひと？」
『誠悟君のご両親と同じ仕事をしています』
誠「…？」
「七海、4歳の子にご両親は難しいよ」
誠「4さいじゃないもん！もうすぐ5さいになるんだよ！すごいでしょ？」
『一つお兄さんになるんですね。おめでとうございます』
「七海はね、高専に居るから、また会えるかもよ？」
誠「しょーこちゃんとまさくんとおんなじ！」
『そうそう、同じね』
クスクスと優しい笑みを浮かべて、誠悟君の手を拭いてあげる水神さんの姿は立派な母親だった。
復帰後、彼女の話しは様々聞いていた。
どれも信じてはいなかった。
自分の知っている水神さんは、そんな人ではないと信じていた。
ある日、彼女について話す人物が居た。
…相川さんだった。
そこで自分なりに調べると、相川さんを中心に、水神さんの誹謗中傷を流す人間が居ることを知った。
相川さんに直接止めるよう忠告をするも、水神さんを誹謗中傷するメリットがない。自分も噂を聞いて、話している１人に過ぎないと言われた。
今後は噂を口にしないと、その場では不気味な笑みを浮かべていた。
…水神さんへの誹謗中傷が収まることはなかった。
広がりきってしまったものをすぐに収めることは難しい。
止めるには１人ではどうにも出来ないと、己の無力さに打ちひしがれていた…そんな時に再会をした。
まるで花が咲いたような明るい笑みは、学生の頃から何も変わっていなかった。
否、変わっていた。
大人の女性へと…綺麗な笑みを浮かべる彼女を見て、あの頃の苦い切ない気持ちが蘇った。
…綺麗だった。
あんな誹謗中傷を１人で受け、憔悴しているのではないかと懸念していたが…
…彼女は強かった。
「七海はね、すごく強いんだよ？」
誠「ママよりも？」
「うん、ママよりも。
黒閃、連続４回だって？すごいね」
『貴女の指導あってこそ、今の私が居ます』
「やだなぁ、ちょっとの間教えただけなのに」
『大切な基礎を貴女に築いて頂いた。それが今に繋がっています。謙遜する必要はないです』
「そっか…ありがとう七海…」
はにかむ笑顔を浮かべる彼女。
この笑顔を絶やさせはしない。
今、自分にはあの頃と違って力も、広い見聞も持ち合わせている。
…水神さんの力になる。
そう自分に誓いを立てた。
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続編できました！
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雪椿(プロフ) - 通りすがりさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(^▽^)続編にも行きましたので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*ゞ (2021年9月22日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは( ˙꒳˙ )開始からずっと読んでます！毎日更新楽しにしています( ˙꒳˙ )ナナミン…奪って大切にしてあげて!!!(´；ω；｀)ってなりました笑更新楽しみにしています。 (2021年9月22日 14時) (レス) @page50 id: f025481658 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ほりほりさん» まさかの宣言(笑) 心の中でクズに伝えておきます(*^^*ゞ (2021年9月19日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ほりほり - あーーわん、切ない！！切なすぎる！！おい、五条！私がお前の嫁を攫ってしまってもいいのか！！攫っちまうぞ！！！顔面ボコボコにしてやる！！覚えておけ！とお伝え下さい笑 いつもいつも更新ありがとうございます！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 61774c35f7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - haya20180804さん» 今はまだ脳内で五条と愛桜をボコボコにしておいてください(^0^) 五条はみなさんに許される日がくるのでしょうか…(笑) (2021年9月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年8月31日 19時
