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『悟、本当に一緒にベッドで寝るの？』
「Aは嫌？」
『嫌じゃないよ。ただ、狭くなっちゃうから、悟、寝られないんじゃないかなって…』
「全然、平気。抱きしめて寝たら狭くないし」
彼は私を壁際に押しやると、隣に寝転がった。
２人寝るには狭いが…
明日の任務に差し支えでなければ良いけど。
悟は早くしろと言わんばかりに、枕をポンポンと叩く。
私は諦めて隣に寝転がった。
そうすると、頭の下に腕を入れてきて私を抱き寄せた。
「ほら、全然よゆー」
『悟が寝られるなら良いけど…』
「…ちょっとお腹出てきた？」
『うん、触るとやっと分かるくらい』
彼は優しくお腹を触ってくる。
お腹が膨らんでくると、更に妊娠しているんだと実感が持てた。
本当に不思議だ…自分の中に、もう１人、人間が入っているなんて。
これがもっともっと膨らんでくるのか…
『…悪阻が落ち着いたら、そっちに帰っても良い？』
「いや、此処でそのまま里帰りすれば良いよ。お腹も大きくなって、動きづらくなるし…それこそ何かあっても僕は助けてあげられない。
お義母さんが近くにいれば、Aも精神的に安心できるし、僕も安心できる」
『…うん、分かった…』
「…また、会いに来るから。
寂しくなったら電話でもメールでもして」
『…迷惑じゃない？』
「も〜、僕の奥様は甘え下手過ぎて困っちゃう」
ぎゅーっと抱きしめられて、更に身体が密着する。
…今日は、あの甘い香水の匂いはしない。
当たり前だが…
確かに我が儘や甘えた事を言っても、悟に怒られたり、迷惑がられた事はなかった気がする…
もう少し素直に甘えてみようかな。
頭をすり付けて、彼を堪能する。
頭上からクスッと笑い、私の頭に顔を埋める悟…
“ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ…”
「げっ、白玉…」
『ごめん。最近一緒に寝ることがあるから、入りたいのかも…』
「ニャー…」
「今日はダメ。ハウスしなさーい」
『犬じゃないんだから…』
「ナ″ァ〜〜〜」
「ダメったらダメ。
Aは僕のモノなんだから」
「ン″ナァ″ァ″アアーー!!!!」
“ｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘｶﾞﾘ!!!!”
「ちょっ!!傷がつくって!!白玉、ダメだって!!」
『あははっ!』
…こうやって純粋に笑えるのってすごく幸せだな…
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雪椿(プロフ) - 通りすがりさん» ありがとうございます！これからも頑張ります(^▽^)続編にも行きましたので、そちらも楽しんでいただけたら嬉しいです(*^^*ゞ (2021年9月22日 20時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - こんにちは( ˙꒳˙ )開始からずっと読んでます！毎日更新楽しにしています( ˙꒳˙ )ナナミン…奪って大切にしてあげて!!!(´；ω；｀)ってなりました笑更新楽しみにしています。 (2021年9月22日 14時) (レス) @page50 id: f025481658 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - ほりほりさん» まさかの宣言(笑) 心の中でクズに伝えておきます(*^^*ゞ (2021年9月19日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
ほりほり - あーーわん、切ない！！切なすぎる！！おい、五条！私がお前の嫁を攫ってしまってもいいのか！！攫っちまうぞ！！！顔面ボコボコにしてやる！！覚えておけ！とお伝え下さい笑 いつもいつも更新ありがとうございます！ (2021年9月18日 20時) (レス) id: 61774c35f7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - haya20180804さん» 今はまだ脳内で五条と愛桜をボコボコにしておいてください(^0^) 五条はみなさんに許される日がくるのでしょうか…(笑) (2021年9月18日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年8月31日 19時
