その後 31 ページ37
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悟と歌姫さんが内通者について話しているのを後ろの席で、ズズッ…とお茶をすすりながら聞く。
…めんどくさそう…
…仲間だと思ってた人が裏切り者とか…嫌だなぁ…
でも許されることではない…
庵「A、結局、五条と結婚したのね」
『そうなんですよ〜お祝いしてくれます？』
庵「Aが結婚した事自体はお祝いしたいけど、相手がこいつじゃ祝う気持ちが削がれるわ…」
「僕ほど良い旦那、居ないと思うけど？」
庵「…絶対ないわ」
歌姫さんがげんなりした顔で悟を見た。
まぁ、確かに良い旦那かと聞かれたら…素直にはYESとは言えない部分が多々あるな…
庵「そういえば、子どもも居るって噂で聞いてるけど…」
『居ますよ、もうすぐ６歳になります。』
「そういえば、昴は今どこ？」
『硝子のところ。けが人が出たら手伝うって張り切ってた』
「さっすが僕の子、良い子だね」
庵「…本当に五条の子なのね…」
『またお酒呑みながらでも話し聞いてくださいよ』
庵「いいわね、また連絡する」
手でクイクイとお酒を飲む仕草を真似ながらニコッと笑うと、歌姫さんもニヤリと笑いながら頷いた。
冥「おや、久しぶりだね」
『冥さん！お久しぶりです。
あの時はすごく助かりました、ありがとうございます！』
冥さんが部屋に入ってくると、私は嬉しくなり近づき手を握った。
冥「またいつでも連絡を寄越してくれ、いい仕事を紹介する」
『はい、また困ったとき頼りにします』
「…ちょっと待ってA。
助かった、仕事って何？」
『あ〜…隠れてる時、冥さんに仕事回してもらってた』
「は？」
『だって無職だと貯金もなくなるし、昴の為にも働く必要があったから』
「じゃぁ冥さんは…」
冥「ふふっ…私はAの居場所は知っていたさ。
報酬の９割を頂く代わりに、口止めと次の仕事を回していたのさ」
庵「９割って…ほとんどじゃない」
『１割でもだいぶ良い値でしたよ？』
「…マジ…かぁ…」
悟は顔を手で覆い、天を仰いだ。
こんな意外と近くに私の居場所を知っている人物が居るなんて…思いもしないだろう。
もしバレるとしたら私が払っている以上にお金を払わないといけないけど、それは冥さんが私の居場所を知っていると分かってる前提だ。
だからバレるなんて心配はしていなかった。
冥さんは本当に頼りになる。
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雪椿(プロフ) - 尊さん» キャッチボールしてあげてください、きっと喜びます(笑)あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月9日 15時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
尊 - 私も昴くんとキャッチボールしたい、、、！！続編めちゃくちゃ楽しみです！！ (2021年4月9日 14時) (レス) id: b48a344f5f (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - さとゆさん» ありがとうございます！継続して楽しんでもらえるよう、頑張ります(*^^*ゞ (2021年4月9日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
さとゆ - めちゃくちゃ大好きな作品なのでもっと続いて欲しいくらいです！！続編マジで楽しみにしてます！！ (2021年4月9日 7時) (レス) id: 0125c61a9b (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - たまねぎさん» この作品を好いていただきありがとうございます。あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月8日 21時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年3月22日 20時
