その後 28 ページ34
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『此処にいるよ私たちは』
私は皿をシンクに運び、洗い始めると、そんな私の返答に彼はムスッとしながら隣に来て顔をのぞき込んできた。
「なんで？
…嫌な思い出があるから、僕と暮らすのは嫌？
もう、あんなことはしないよ？」
『別にそこは心配してない。
…悠仁が心配だから、出来るだけ此処に居たいだけだよ。』
「それもそうだけど…やだ。
一緒に住みたい。
２人の側にずーーーーっと居たい。
住みたい住みたい住みたい！」
彼は横からガバッと抱きついてきて、私の肩に額を擦り付ける。
出た、駄々こね悟。
28歳にもなって３歳児みたいな事するんだから…
『別に此処で住めば良いんじゃない？
部屋が狭くて嫌なら、貴方が２部屋ぶち抜いて広くすれば？』
「…なるほど、その手があるか」
『冗談だから止めてね』
……この時、もっと念を押しておけば良かった。
本当にぶち抜いて学長に怒られる日が来るなんて、この時は思ってもいなかった。
ーーー
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ー
「じゃ、おやすみ２人とも」
『ん、おやすみ。
ほら、昴も挨拶して？』
昴は悟とお風呂に入り、しばらく遊んだ後ウトウトし始めたため彼も部屋に戻ることにした。
昴「…一緒に寝ないの？」
『「…え？」』
昴「僕、３人一緒がいい！」
昴はそう言うと悟の手を取り、ベッドまで引っ張った。
昴「早く早く！」
「…どうする、A？」
『…お母さん床に落ちるの嫌だから壁際ね』
仕方ないと肩をすくめ、ベッドの奥に入った。
昴も嬉しそうに隣に入ってきて彼が入ってくるのをワクワクして待っていた。
「じゃ…お邪魔します…」
『ふふっ…なにそれ』
昴「おやすみなさ〜い…」
悟が隣に入ると、昴は悟に抱きつき目を閉じ、ものの数秒で寝入ってしまった。
「……僕さ…今、本当に幸せ…」
『…私も幸せだよ』
「…前からこうやって３人で寝たかった…」
悟は私の手をぎゅっと握り、幸せを噛みしめているような表情をしていた
「…ずっと聞きたかったことがある。
…昴の名前って…傑が付けた？」
『そうだよ。
無限の可能性、人生を通して輝き続けてほしい。
実りある人生を送って欲しい…って意味。
あと、自分の名前に似てるから…だって』
「ははっ…あいつらしい…」
そう言うと昴の髪を愛おしそうに撫でた。
…親友を思い出しているのだろうか…
…傑、私たち家族になったよ…
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雪椿(プロフ) - 尊さん» キャッチボールしてあげてください、きっと喜びます(笑)あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月9日 15時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
尊 - 私も昴くんとキャッチボールしたい、、、！！続編めちゃくちゃ楽しみです！！ (2021年4月9日 14時) (レス) id: b48a344f5f (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - さとゆさん» ありがとうございます！継続して楽しんでもらえるよう、頑張ります(*^^*ゞ (2021年4月9日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
さとゆ - めちゃくちゃ大好きな作品なのでもっと続いて欲しいくらいです！！続編マジで楽しみにしてます！！ (2021年4月9日 7時) (レス) id: 0125c61a9b (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - たまねぎさん» この作品を好いていただきありがとうございます。あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月8日 21時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年3月22日 20時
