その後 17 ページ23
昴side
ーーー
ーー
ー
宿「貴様はそのうち捨てられる」
『ちがうっ』
宿「哀れだな惨めだな…ｹﾋｯ…お前は１人だ」
『悠兄もいるからっ』
宿「此奴とて好いた女ができればお前など邪魔で仕方ない。
お前の居場所はない…母親の情愛に縋る貴様は実に愉快だ。
もっとその顔を絶望に染め上げ、俺を楽しませろ！」
ゲラゲラと笑うその口を睨む
なんでっ
なんでっ…!!!
僕は兄の頬に浮かぶその顔に向けてバチーーン!!と手のひらをぶつけた
「ｯ!?いてっ!?え、昴!?
もしかして俺、叩いた!?」
兄はバッと起き上がり叩かれた頬に手を当てていた
『ぅっ…うっ…ﾋｯ……』
痛い…
痛いよ…
「どったの!?」
兄が抱き上げて膝に乗せてくれる
「何か嫌な夢でも見た？」
『うぅっ…』
違う違うっ
「…いつの間にか２人とも寝ちゃってたんだな。
よし、風呂はいってスッキリしようぜ！
そしたら、ぐっすり寝れると思うし…すぐ朝になって姉ちゃん迎えにくるしさ」
僕を抱き上げるとお風呂に向かう
『ぐすっ…ﾋｸｯ…』
胸が…痛いよっ
チクチクするっ
モヤモヤするっ
ーーーーーーー
「昴くん、いつでも来てね。
ここは昴くんのお家でもあるんだから」
「そうだ、遠慮しなくていい。
おじいちゃん達に会いたくなったらおいで。」
ーーーーーーー
おじぃちゃん、おばぁちゃん…
助けて…ｯ
ーーー
ーー
ー
『……』
目が覚めた
隣にぐっすり寝ている兄が僕を抱き締めてる
おもい…
ぐぐっと腕を動かして起きあがると…
『…か、あさん…』
「…ｽｩｰ…」
いつの間にか母がベッドに頭を預けて寝ていた
『母さん…母さんっ』
「んんっ〜…昴、起きた？」
母の身体を揺すると目を開けてくれた
『…こっち…』
兄の方に寄り、空いた隣をポンポン叩く
「え〜…流石に悠仁と一緒のベッドは…」
『僕、２人と寝たい…』
「ん〜…まぁ悠仁ならいっか…てか動くかな…」
母が兄を壁際までグイグイ押し退けた。
「おっも…これでも起きないってどうゆう神経してんのよ悠仁は…」
ゴソゴソと隣に入ってきた母に抱きつく。
大丈夫…絶対大丈夫…っ
「おやすみ昴〜」
『おやすみなさい母さん』
でも本当にお仕事だったの…？
…悟くんに会ってたの…？
…僕…捨てられるの…？
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雪椿(プロフ) - 尊さん» キャッチボールしてあげてください、きっと喜びます(笑)あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月9日 15時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
尊 - 私も昴くんとキャッチボールしたい、、、！！続編めちゃくちゃ楽しみです！！ (2021年4月9日 14時) (レス) id: b48a344f5f (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - さとゆさん» ありがとうございます！継続して楽しんでもらえるよう、頑張ります(*^^*ゞ (2021年4月9日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
さとゆ - めちゃくちゃ大好きな作品なのでもっと続いて欲しいくらいです！！続編マジで楽しみにしてます！！ (2021年4月9日 7時) (レス) id: 0125c61a9b (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - たまねぎさん» この作品を好いていただきありがとうございます。あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月8日 21時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年3月22日 20時
