その後 16 ページ22
昴side
「悟、愛してるよ」
「僕もAを愛してる」
僕は母さんと悟くんの間に立っているのに…
２人は僕のこと見ない
２人は手を繋いで歩いて行っちゃう
待って母さんっ
僕を置いていかないでっ
「私、何か忘れてるんだけど…何だったかな？」
「え〜…もう老化現象？」
「ん〜…何かすごく大事なこと…」
母さんっ
母さんっ待ってｯ!!
頑張って走ってるのに母さんがどんどん遠くに行っちゃう
「大事なこと？」
「ことっていうよりも人？」
「それって僕より大事な人？」
「悟より大事な人なんて居ないよ、知ってるくせに」
なんで？
なんで僕の声が届かないの？
母さんっ…
母さんっ!!
ーーー
ーー
ー
『…ｯ!!!』
ビクッと目が覚める
そっか…夢…
虎「ん〜…zzz」
隣には悠兄が口開けて寝てる…
テレビ見たままだった…
母が一晩居らず、兄のもとに泊まりに来た。
一緒にテレビを見ていたはずがいつの間にかソファーで２人して寝てしまっていた。
『ぐすっ…』
夢を思い出し、涙が出てくる
母さんも…
悟くんもあんなことしない…
なのに…なのに…
『ぅっ…ﾋｸｯ…』
袖で止まらぬ涙を拭う
宿「なんだ小僧。
また泣き喚いているのか。耳障りで仕方ない。」
『…っ』
兄の頬にニタァ…と不気味な笑みを浮かべた口と赤い目が出てきた。
母さんが言ってた…
話聞いちゃダメって…
宿「母親にとうとう捨てられたか、哀れだな」
『違うっ…お仕事行ってるだけで明日の朝迎えにくるもんっ』
宿「ｹﾋｯ…そんな嘘を信じているのか？」
『…うそじゃないっ』
宿「お前のような小僧が居れば、堂々と男と逢えぬからな…今頃、逢瀬を重ねている頃だ」
『お、う…？』
宿「はぁ…通じぬのか。学のない小僧め。お前の母親はあの五条という男と今頃会ってるということだ」
『会ってないもん…』
宿「母親の言葉を信じ、のうのうと待つとは…滑稽だな。
貴様がこうしている間にあの男に奪われ捨てられる行く末が目に見える…愉快だ」
ケタケタ…と笑う口が
先ほどの悪夢を思い出させる
そんなことはないのに…
バクバク…と心臓が音が鳴る
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雪椿(プロフ) - 尊さん» キャッチボールしてあげてください、きっと喜びます(笑)あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月9日 15時) (
レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
尊 - 私も昴くんとキャッチボールしたい、、、！！続編めちゃくちゃ楽しみです！！ (2021年4月9日 14時) (レス) id: b48a344f5f (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - さとゆさん» ありがとうございます！継続して楽しんでもらえるよう、頑張ります(*^^*ゞ (2021年4月9日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
さとゆ - めちゃくちゃ大好きな作品なのでもっと続いて欲しいくらいです！！続編マジで楽しみにしてます！！ (2021年4月9日 7時) (レス) id: 0125c61a9b (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - たまねぎさん» この作品を好いていただきありがとうございます。あと少しだけお付き合いください(*^^*) (2021年4月8日 21時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪椿
| 作成日時：2021年3月22日 20時
