願い ページ19
五条side
はぁっ…はっ…
僕は走った
息がうまくできない
ガラッ！と
病室を開けた
″ピッ…ピッ…″
と無機質な機械音が部屋の中を支配していた
身体中に機械をつけ
酸素マスクをつけているA
家入「五条……」
『…硝子、Aの容態は…』
家入「腹を貫かれ出血量多量…傷は反転術式で治したが…意識も戻らない……今夜が山場だ…」
『ははっ…嘘だろ。ほら、A。また２人でからかってるんだろ？』
白いAの手をぎゅっと握る…
とても冷たい…
家入「……朝日が意識がなくなる前の言葉だが……
″「「…あぁ師匠と同じ死に方だなぁ…師匠どこかな…」」″
『ははっ…なにそれ…』
家入「……」
硝子がポンと肩を叩き出て行った
『本当に…なんだよそれ。
最後まで煉獄ばっか。
なんだよそれっ！
もっと言うことあるだろ！
なぁｯAっ…！』
頼む…頼むから…
煉獄。
頼むからAを連れていくなｯ
頼むからその手を離してくれｯ
頼むから俺からAを取るなｯ
Aの手を握りしめ
祈るように額に当てる
あぁ…神様がいるなら
なんでもするから……Aだけは…取らないで…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1245人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - 好き。いやもう、好き。ありがとうございます (2021年5月16日 13時) (
レス) id: 262b3e9786 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 宙さん» ありがとうございます！続編でもよろしくお願いします(*^^*) (2021年1月24日 17時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
宙(プロフ) - うへへへ素敵なラストでした！というわけで続編にいってきまーす！ (2021年1月24日 16時) (レス) id: a1083db659 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - はまぐりさん» コメントありがとうございます。もしifで書けたら書きたいなぁとは思っていますが…なかなかアイデアが思い浮かばず書かないかもしれないです(@@;) (2021年1月23日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 豚のはむ太郎さん» 読んでいただき、ありがとうございます！うわぁぁあああ頑張りますー！！！ (2021年1月23日 13時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪椿
| 作成日時：2021年1月17日 21時
