☆332 ページ28
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わたしは、おれは、ぼくは・・・
――――死んだ。
われらがまだいきていたころ、じゃあくなバケモノがいた。
フリーザ、セル、魔人ブウ・・・。そして、サイヤ人・・・。
そやつらたちにいのちをうばわれ、わたしたちはじぶんのタマシイからにくしみがうまれ、
それがたんたいとなって、このおおきなしゅうごうたいがかんせいした。
もう、わたしたちにのこっているのは、あやつらを、けす。
・・・ただ、それだけだ。
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「そしてオレは……サイヤ人を滅ぼす。・・・そのためには」
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あれから１時間半は経った…。
未だ様子見を続ける少女は、トーマや悟空たちと連絡を取りながら、バーダックの安否を見守っている…。
・・・そして、動き出した。
『……！！』
「どうした？！」
『来るぞ……！』
血の塊が、先ほどよりも大きく脈打っている。次第に音は大きくなり、まるで近くで聞いているような音だった・・・。
パアーーーン！！！
破裂音が響き渡り、血飛沫があがる。赤茶けた地に、赤い雨がサアーーーっと降り注いだ。
その雨に濡れながら、
バーダックはゆっくりと顔をあげた。
『・・・・・・。王、いいか、よく聞いてくれ』
ついに、少女は立ち上がる。
『・・・オレは、あいつに取り憑かれた怨念を消す力がある。けど、それだけじゃあ怨念をアイツの体から追い出せない…』
もはや怨念は、バーダックの体と縫い合わされたように、一心同体に近い状態だ。
その縫い目を切るには・・・
『怨念から離すには、カカロットたちが必要だ…。オレは、今、その闘いまで、怨念の力を落とすことが仕事。・・・けど、今の奴らは、悪人しか眼中にねえ・・・。
・・・いいか？逃げてくれ。隙が生まれたら、攻撃を打ち込める』
「・・・なるほど、囮というわけか」
王はタラリと冷や汗が伝う感覚がしたが、すぐにキッとバーダックを見据える。
「・・・頼んだぞ、バーダックを」
『…アンタも、気ぇつけてな』
王が気を上げて反対方向へ飛んでいくと同時に、
バーダックも砂煙をあげて王の後を追った。
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降る家 - コメントありがとうございます！なんとか戻ってこれました！もうすぐ完結です。頑張ります！ (2017年10月1日 16時) (
レス) id: 23637d11a4 (このIDを非表示/違反報告)
おちゃ(プロフ) - つづき気になります！＼( 'ω')／ (2017年8月23日 3時) (レス) id: d03ac1bf5e (このIDを非表示/違反報告)
木乃(プロフ) - 降る家さん！リクエストしてくださったイラストかきました！ (2017年7月2日 20時) (レス) id: 5080dfea83 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - 降る家さん» ありがとうございます。前の奴パスとかあれこれ忘れてしまって……新しいのはわすれないようにしていきます。レス本当にありがとうございます。 (2017年5月7日 21時) (携帯から) (レス) id: f2e4c45462 (このIDを非表示/違反報告)
降る家 - けいさん» お久しぶりです！リメイク版楽しみです！この小説も次の続編で完結・・・予定です！ (2017年5月7日 20時) (レス) id: 23637d11a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：降る家 | 作成日時：2016年10月17日 21時
