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すっかり食べ終えて、お腹がいっぱいになった
隣を見ると、さかたんがお腹を擦っている
『そいやっ』
隙をついてお腹を叩くと、気持ちのいい「ポンッ」という音がした
「あーっお前、よくも!くらえっ」
『うおっ』
叩き返されて、自分の腹も「ポンッ」と鳴った
『あっ、うおい!!』
すんげえ気持ちいい音なったが、な!?
そこじゃないよ
太ってんのばれるだろがよおらああ!!
『まふくんもくらえええっ!!』
「わっ!?」
ポンッ
「やめてよ!?
ウエストばれちゃうでしょ!?」
「女子みたいなこといってんじゃねーよー!!」
『そ、そーだそーだ!!』
…俺女子ですけど(
「何だよまふくんウエストばれたくないの〜?」
さかたんがニヤニヤしながらまふくんに近付く
「え?…いや、そんな…」
「くらえええっ」
「あひゃひゃひゃひゃっ!!
ちょっっやめっ!うはっ!」
『俺皿片付けるわ
バイバイ』
コチョコチョとか小学生か
リビングの方からはまだまふくんの笑い声が聞こえてくる
実は私も脇腹コチョコチョ駄目なんだよね!
逃げといて良かったよ
うん
泡のついた皿を水で濯ぎ、手を拭いてリビングに戻った
『ただいまー……うわ』
視線の先には、ぐったりと横たわったまふくん
そして、スマホをいじるさかたんの姿
『…まふくーん
生きてる?』
「まふくん死んでるからそっとしといてあげて」
「生きてるよ!勝手に殺さないでくれる!?」
ガバッとまふくんが起き上がる
俺は時計を確認した
『…あのさ
もう10時になるからさ』
もう帰るね、と続く筈だった
ところが
「泊まっていくって?
全然いいよ」
『…は?いや、』
「いいんじゃないのー?
俺も今日泊まるつもりで来たし」
「え、僕そんなこと一言も聞いてないんだけど…」
「えっAは良くて俺は泊まっちゃいけないのっ!?
まふくんひどいっ」
わっとさかたんが泣き真似をする
「あーはいはい!!
別にいいから!泊まるのは全然問題無いから!」
『え、だからあの』
「やったーっ
じゃあ俺ベッドね!」
「はあっ!?ソファに決まってんでしょ」
『あのー…』
「あっAはそこの座布団敷いてよろしく!」
『えぇ……あぁもういいや』
そんなこんな
今夜はまふくんちに泊まります
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モカ - これってもう更新しないんですか? (2018年5月13日 22時) (レス) id: a4968b9b65 (このIDを非表示/違反報告)
うるり(プロフ) - ピーナッツさん» わあ、本当だ!お恥ずかしい; 指摘ありがとうございます;; (2017年9月19日 7時) (レス) id: 549ce9e455 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツ(プロフ) - 指摘です!あの!60話の題名が、sideではなく、siteになってますよ! (2017年9月19日 0時) (レス) id: 5ce906bc37 (このIDを非表示/違反報告)
うるり(プロフ) - 貼れました! 何度も更新すみませんでした; (2017年9月17日 12時) (レス) id: 549ce9e455 (このIDを非表示/違反報告)
うるり(プロフ) - うなさん» わあああありがとうございます! URLなんですが、時間あるときに貼りたいと思います;もうすこし先になりそうですね;; イラストとか描いてもらったの本当に初めてで、すごい嬉しいです!ありがとうございます……!! 糧にして更新頑張りますね! (2017年9月15日 22時) (レス) id: 549ce9e455 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うるり x他1人 | 作成日時:2017年8月29日 1時