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で、再会してどうしたの？なんて臣が聞いてる。
盛り上がってる２人は放っておいて、耳にイヤホンを差し込んだ。
岩ちゃんと同じ大学と聞いて思い出す。
かつて俺が自分勝手に終わらせた恋愛を。
俺はまだその恋愛を消化できていないらしい。
その証拠に、こういうインタビューでその話ができない。
彼女とつき合ったのは確か１６歳の頃。
別れてから…もうすぐつき合ってた時間を超すかな。
ひとつだけ世間に漏らした、俺がデビュー前に７年付き合ってた彼女がいたこと。
世間では、デビューが決まったから将来のために別れただなんて美談みたいになってるけど、本当はそんなんじゃなかった。
上手くいかない自分の人生と、順風満帆な彼女の人生。
そんな彼女といるのがみじめになっただけ。
デビューが決まったのはその数か月後。
引きずってるとは違うと思う。
幼いながらも、俺の人生を変えてくれた人なのに。
ずっと一緒にいたい。そう思った唯一の人なのに。
自分勝手に終わらせて彼女を傷つけたことを、多分ずっと後悔してる。
今なら上手くいくなんて思わない。
それは今がある結果論で、あの頃はできなかった。
でも、もし再会できたとしたら───
なんて思わずにはいられない。
忘れられなくて、自分の中でだけ大切にしておきたい、そんなヒトの話。
きっと一生、手放せる話じゃないんだろう。
そう思ってたから、動揺した。
「……A」
こんなふうに、再会するなんて。
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広香 - 読みました！！続き楽しみにしてます！早く更新お願いします！！！ (2018年3月24日 2時) (
レス) id: 2f3743cf16 (このIDを非表示/違反報告)
メープル(プロフ) - とっても楽しみです！！ 更新待ってます！ (2017年8月23日 22時) (レス) id: 84cf98de9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山海
| 作成日時：2017年4月5日 18時
