花を咲かせて Ⅷ (ページ43)

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WZ｢あとAのことも見てきて」

MG｢A？」

WZ｢そう。A」

MG｢Aも具合悪いの？」

WZ｢いやそういうんじゃないけど、Aは意外と移ったりするから」

MG｢…胃炎って移るものだっけ？」

WZ｢胃炎っていうか、何気に人の感情に引っ張られることあるだろ。顔には出さないけど、ウォヌのしんどさが移ってなければいいと思って」

感情が移る。移るというか、共感？同情とはきっとまた違う。

もちろんAもウォヌヒョンのことを心配していて、ただ自分が思っているよりもウジヒョンの目に映るAの姿は、弱く見えているみたいだった。

ただそれは、意外にもクプスヒョンの過保護を着実に受け継いでいるウジヒョンだからなのかもしれないけど。

WZ｢最近一番ウォヌの側にいるのAだし」

MG｢え、そう？」

WZ｢ミンギュたちが起きる前と寝た後の話」

MG｢…知らなかった」

WZ｢まあ、A気づかれないようにしてるから」

MG｢っていうかさ、ウジヒョン」

WZ｢…ん？」

MG｢そこまで色々知ってるから自分で２人のこと見てきたらいいんじゃない？」

WZ｢それは無理」

MG｢なんで」

WZ｢忙しい」

｢ほら」とウジヒョンが氷の入ったコップを見せてくる。

いや、もうそれ飲むだけじゃん。

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