花を咲かせて Ⅷ (ページ42)

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ウォヌヒョンが急性胃炎になった。

忙しさに、環境の変化、ストレス。色んなものが祟ったんだと思う。

少し前から時々具合が悪そうにしていたかと思えば、それは結果としてウォヌヒョンの胃に“胃炎”という形で表れてしまった。

胃炎になったことはかなり突然のことで、回復したとしても体力の面も考えて、これから予定していた活動にウォヌヒョンは不参加。

本人は、できると言い張って着いてこようとしているけど、ウジヒョンを始め、周りの大人たちによって呆気なく却下された。

ただでさえ体調が優れなくて不安なはずなのに、それも加えて余程ショックだったのだと思う。

“寂しい”と言うのだ。周りと比べると少し無愛想に見えるあのウォヌヒョンが“行かないでほしい”とそう言ってくる。

WZ｢あ、ミンギュ」

MG｢ん？なに？ウジヒョン」

WZ｢ちょっと頼みたいことあるんだけど」

MG｢……ウジヒョンが、俺に？」

WZ｢そう。ミンギュに」

朝、リビングに顔を出せば、｢ウォヌの様子見てきて」とウジヒョンに頼まれた。

一緒に行きたいと言ったウォヌヒョンをダメだと突き放した手前、どうやらかなり気にしているらしい。

まぁ、そうでなくともメンバーが苦しんでいるんだから気に掛けるのは当たり前だけど。

ハニヒョンなんてウォヌを見て２時間くらい泣き続けたと言っていた。グループの中でどこか母親気質なハニヒョンは、人の痛みにすら弱いみたいだ。

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