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SC｢…他のやつらは？」
｢ミンギュとソクミナとミョンホは外で薪割りしてた」
｢案外さ、あれ割れないんだって」
SC｢へえ…」
｢呼ばれるかもね」
SC｢なんで？」
｢力持ちのお父さんだから」
よいしょ、と床に腰を下ろしたAがそのまま側に寝転がる。
その拍子にゴンッて結構重めの音が鳴った。「なにしてんの」って横を向いて笑い掛ければ、距離感が分からなかったと。
普段はあまり見ない失敗(？)だから、どうやら気が抜けているらしい。まあ、良く言えば、しっかりリラックスできているわけだ。
SC｢A」
｢…ん？」
SC｢ほら頭」
｢なに？」
SC｢乗っけていいよ」
｢腕痺れるよ」
SC｢いいって別に」
｢固い」
SC｢そりゃ腕だし。本物の枕には負けるだろ」
｢じゃあ、思ったよりぷにぷに」
SC｢おい」
自分の腕にAの頭が乗って、左に行って右に行って。
丁度いい位置を探した結果、二の腕の辺りで仰向け。
これに落ち着いた。
天井を見ながら、満足げに息を吐くAがいる。
｢スンチョラ」
SC｢…ん？」
｢はちみつと牛乳あるよ」
SC｢ハチミツと牛乳？」
｢そう。用意してもらった」
SC｢食べるってこと？」
｢温めて飲むってこと」
そう言って上半身を起こして、｢あれ」と言って床に置かれた白い袋を指差す。
ああ、さっきのあれ。足りない分の材料じゃなかったのか。
｢睡眠導入飲料」
SC｢絶対もっと良い言い方あるだろ」
｢どうだろ」
そう言ってAが笑った。
そしてそのまま何故かいきなり前髪を撫でられた。
自分の髪と細い指の隙間に見えたAの口元は笑っているままなのに、眉が少し下がっている。
ああ、なんだ。
結局バレてたのかって直感的にそう思った。
SC｢Aや」
｢…ん？」
SC｢いや、…なんでもないよ」
寝そべったままAのことを見上げてみる。
目に映ったAへ手を伸ばしたけど、聞こえてきたミンギュとソクミナの声に思わずそれを引っ込めた。
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柊(プロフ) - アキレス腱さん» アキレス腱さん！いつもありがとうございます。ここの父親感すごいですよね笑 私も好きなシーンだったのでそう言っていただけて嬉しいです☺︎ (2023年1月18日 21時) (
レス) id: 1cbf62a314 (このIDを非表示/違反報告)
アキレス腱 - わぁぁ…🥺SOOPの中で好きなシーンです！！眠っていたのに｢スンチョラ｣って呼ばれてムクって起き上がるクプスのパパ感が…ｯｯ。そのシーンに青砥が居るのが最高すぎます🥺✨️ (2023年1月18日 17時) (レス) @page32 id: ff5664b5e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年1月7日 12時
