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まあ、でも考えすぎも良くない。
そうやって一度頭の中をリセットしたときだった。
今の今まで自分につむじしか見せてくれていなかったAが「あのさ、スニョン」と自分の名前を呼んでくれた。
これに勢いよく返事をするのは何か違うと思って、できる限り静かに声を返す。
HS｢………ん」
｢自分は、最後に見る景色がスニョンたちだったらいいと思うよ」
HS｢…なに？」
ほんの少しだけ顔が上がって、膝を抱える腕に埋められていた目元が見えれば、それはじっと繋いだままの手元を見つめていた。
ほんの少し赤く染まった目の中は、見ていない。
見てない。何も。
｢スニョンたちがいる景色がいい、って、時々そう思うんだよ。
スニョンたちが今の自分にとって一番幸せな景色だから」
Aも変なことを言うことがあるんだなと思った。
そう思ったけど、さっきあったことを思えば、普段考えないことに思考を巡らせてしまう気持ちも分かるような気がする。
仕方がない。こればっかりは。
空いている手を伸ばしてAの頭を勢いよく撫でると、驚いたようにAが声をあげた。
それから、「なに？」って目線を合わせる。
HS｢俺もAに最後まで側にいてほしいよ」
｢あー…じゃあ、両思いだね。スニョニ」
HS｢そうそう。両思い」
HS｢それにさ、いいじゃん。俺はステージの上で死にたいし、そうなったらAも側にいるだろ」
｢そんなことも言ってたね」
HS｢そう。だから、意外と難しいことじゃないよ」
そう言えば、スニョンはそう言うと思ったんだとAが目を伏せた。
今日、君のその目に何が映ったのか、何を映そうとしていたのか、自分は知らない。
けど、たくさんの光が集まる
どうか君が迷うことがないようにと、ただ願った。
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ちか(プロフ) - いつも楽しくお話し読ませていただいてます！花が咲くならのパスワード教えていただきたいです！よろしくお願いします😌 (12月27日 23時) (
レス) id: 1d3aead61f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» いつの間にか言われるようになり、言われていると知ってからも尚そう接し続けている櫻木さんです笑 (12月23日 22時) (レス) id: d26c452a39 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - へーーー！！！カラットに“スングァンたちはレイの彼女みたい”って言われてたこと知ってたんだーー！！！！へーーー！！！！！！！( ͡° ͜ʖ ͡°) (12月22日 15時) (レス) @page33 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年12月9日 9時
