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アンコールも無事に終えて、公演すべてに幕を閉じた後
Aの姿が見えないと思っていたらマネージャーと一緒に控え室に戻ってきた。
どうしたのかとスンチョルが側に行けば、何も言わないAの代わりにマネージャーが口を開く。
どうやら、Aのお母さんの施設の人から「櫻木さんをAさんに会わせることはできないか」と提案があったらしい。
櫻木さん＿＿つまりはAのお母さんが、Aと話をしてみたいと呟いたから。
元々、楽屋に呼べるなら、Aがお母さんと話す機会があるなら、そうしたいと思っていた。
だから、思わず“もちろんお願いします”と首を縦に振る。
そんな会話がされている間、Aは何も言わなくて、テーブルの上に置きっぱなしだったメガネを隠すようにカバンの中に放り込んだ。
それから少し経つと、Aのお母さんが車椅子に乗って現れた。
いつかAが言っていたけど、本当にAはお母さんに似ているらしい。目元がそっくりで、雰囲気もやっぱりどこか似ている。
だからだ。きっと、この変な緊張はそのせいだと思った。
この場で1番どうしていいか分からないのはきっとAのはずなのに。なぜが自分の心臓まで変な音を立てている。
そろそろ口から出てくるかもしれない。
MG｢ハニヒョン」
JH｢…………」
MG｢ジョンハニヒョンってば」
無意識にぐっと口元に力を込めていたら、隣にいたミンギュにトンと肩を叩かれた。
驚きで肩を揺らせば、凛々しい眉毛をハの字に下げて、自分を見つめている。
ものすごく慈愛に満ちた目だけど、これはきっと自分じゃなくて、Aに向けられたものだ。
MG｢ヒョンがそんなになってたらAがどうしていいか分からなくなるよ」
そう言って、「ほら、力抜いて」とまた一回肩を叩く。
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ちか(プロフ) - いつも楽しくお話し読ませていただいてます！花が咲くならのパスワード教えていただきたいです！よろしくお願いします😌 (12月27日 23時) (
レス) id: 1d3aead61f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» いつの間にか言われるようになり、言われていると知ってからも尚そう接し続けている櫻木さんです笑 (12月23日 22時) (レス) id: d26c452a39 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - へーーー！！！カラットに“スングァンたちはレイの彼女みたい”って言われてたこと知ってたんだーー！！！！へーーー！！！！！！！( ͡° ͜ʖ ͡°) (12月22日 15時) (レス) @page33 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年12月9日 9時
