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SC｢A」
｢…ん？ああ、スンチョルさん」
SC｢話聞いた？」
｢話？」
SC｢今日、お母さん来れることになったって話」
リハーサルが始まる少し前、軽い運動をするために用意された部屋でストレッチをしているAにそう声をかけた。
｢お母さんってスンチョルさんの？」
SC｢…ん？いや、Aのだよ」
｢自分の？」
SC｢そりゃあ、俺の話したって仕方ないだろ」
そうやって何気なく返事したのはいいけど、段々とAの表情が曇っていくのが分かる。
それはもうあからさまに。
おかしいと思った。何かが、確実に。
｢自分、母親を呼ぶなんて言いましたっけ」
SC｢いや、Aが招待したがってるって言ってジョンハニが…」
｢…ハニ？」
SC｢あー…うん、ハニ…」
「ハニだよ」と。その名前を口にした瞬間、Aの目がどこか呆れたように細められて横へと流れた。
……ああ、あいつ。またAに余計なことをやらかしたのか。
その目を見て、1番最初に思ったことはそれだった。
ハニはよくAのことを見ているけど、見ているからこそ、Aのやることなすことに手を出してしまうことがたまにあったから。
Aは何もできない子どもじゃないんだから、って何度か言ったことがあるけど、
グループの中で母と呼ばれる立ち位置にいるからなのか、実際に妹がいるからなのか。時々見せる責任感は計り知れない。
今回だってきっとそれだ。
数日前、『Aがお母さんをツアーに招待したがってる』ってハニが言った。
元々、Aは、メンバーの中でもあまり家族や友人を招待するとかそういうことをしない。
だから、珍しいとは思ったけど、もしかしたらハニにだけこっそり話したんじゃないかと思ったのだ。
ハニは変にAへ構うことがあるけど、Aもそれを否定しないから。
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ちか(プロフ) - いつも楽しくお話し読ませていただいてます！花が咲くならのパスワード教えていただきたいです！よろしくお願いします😌 (12月27日 23時) (
レス) id: 1d3aead61f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» いつの間にか言われるようになり、言われていると知ってからも尚そう接し続けている櫻木さんです笑 (12月23日 22時) (レス) id: d26c452a39 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - へーーー！！！カラットに“スングァンたちはレイの彼女みたい”って言われてたこと知ってたんだーー！！！！へーーー！！！！！！！( ͡° ͜ʖ ͡°) (12月22日 15時) (レス) @page33 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年12月9日 9時
