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一歩分だけ前に出て、Aの肩を２回叩く。
｢Aの好きなところでしょ、俺もいっぱいあるよ」って口にすれば、Aがやっとこっちを向いた。
MG｢でも今は３つだよね？」
｢うん。そうだね」
MG｢じゃあ、１つ目は」
｢…ん？」
MG｢俺が何を言っても否定しないで“いいよ”って言ってくれるところ」
Aの目を見てそう言うと「Aは年下組に甘いからな」ってウジヒョンが顎に手を添えて言った。
それに｢自覚はあるよ」って、またAがウジヒョンの方を見る。
あぁ、ほらまたこの人は。もはやよそ見が好きなのかもしれない。
依怙贔屓してるって言われても否定ができないくらいにはあるんだと得意気にAが続ければ、「なんだよそれ」ってウジヒョンが口角を横に引っ張って笑った。
MG｢２つ目は、色んなところに連れて行ってくれるところでしょ……ちょっと聞いてる？」
｢うん？ちゃんと聞いてるよ」
SG｢でも、Aが色んなところに連れて行ってくれるのは別にミンギュヒョンに限ったことじゃないよね？」
JH｢やー、スングァナそんなことで争わない」
SG｢…別に争ってないけど？」
MG｢…………」
｢あはは、続けていいよ。ミンギュ」
MG｢じゃあ、最後は…」
｢うん？」
MG｢おれが思うAの好きなところの最後は、Aがおれのことが大好きなところ」
｢おぉ…」
MG｢え、なにその反応」
｢いや、予想してなかった答えが来たから」
MG｢ちがった？」
１つ、２つ、３つを折っていった指をぱっと開いてAに近づけば、遠くから聞こえてくるわざとらしいブーイング、というか“自分で言うなー”みたいなやつ。
いいじゃん。そう思うんだから。
「あー！もう！やらせておいてなに！」とみんなの方を向いた自分を慰めるみたいにAが自分の後頭部あたりに手を添えた。
「べつにー？」と唇を尖らせるスングァンはよく分からないし、いつまでもさつまいもを食べ続けているジュニヒョンの気持ちも分からない。
けど、そんな風によそ見ばかりをしていたから
「そんなことも知ってるなんてミンギュは天才だね」と言って自分の頭を撫でたAが、あの空間でただ１人嬉しそうな顔をしていたことを
自分は、知る由もないのである。
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ちか(プロフ) - いつも楽しくお話し読ませていただいてます！花が咲くならのパスワード教えていただきたいです！よろしくお願いします😌 (12月27日 23時) (
レス) id: 1d3aead61f (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» いつの間にか言われるようになり、言われていると知ってからも尚そう接し続けている櫻木さんです笑 (12月23日 22時) (レス) id: d26c452a39 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - へーーー！！！カラットに“スングァンたちはレイの彼女みたい”って言われてたこと知ってたんだーー！！！！へーーー！！！！！！！( ͡° ͜ʖ ͡°) (12月22日 15時) (レス) @page33 id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年12月9日 9時
