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SG｢ウォヌヒョン。こっちにおいでよ」
WN｢話終わったの？」
SG｢別にヒョンがいたらできない話なんてしてないもん」
WN｢あぁ、そう？」
うんと頷けば、ヒョンがぺたぺたと裸足のままこっちへ向かって歩いて来る。
自分の声を聞いてからやっとAが振り向いてヒョンと目を合わせると、如何にも“早く髪乾かすぞ”とでも言うようにヒョンが手にしていたドライヤーを持ち直した。
｢なに？ウォヌ」
WN｢髪、乾かしてないだろ」
｢あれ。ばれたか」
WN｢隠す気なんかないくせに」
｢えーい、全部知ってるなんてすごいねウォヌ」
WN｢まぁな」
淡々と、あっさりと。
どこまでが冗談なのかさえもさっぱり分からない２人の会話を眺めていれば、「スングァナ。コンセントそこらへんにない？」とウォヌヒョンが尋ねてくる。
よく見るとヒョンの髪も濡れていた。
そう言えば、ヒョンもさっきまでプールにいたもんな。
あ、でもなんかヒョンからもシャンプーの香りがするからお風呂に入ったのかな。
もしかしてわざわざこのタイミングを見計らってプールを止めて、自分もしっかりお風呂に入ってから現れたんだろうか。
……Aの髪を乾かすためだけに？
…うーん、あり得る。あり得るな。なんと言ってもウォヌヒョンだから。
ヒョンからプラグを受け取って、自分の背側にあったそこに差し込むと、テーブルとソファーの間に座っていたAはそのままにヒョンがソファーに腰を下ろした。
線の長さがちょっとギリギリのような気もするけど、これくらいなら大丈夫だろう。
｢乾かしてくれるの？」
WN｢高くつくけど？」
｢じゃあ、出世払いで」
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柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ありがとうございます☺︎そう言っていただけて嬉しいです。読む人それぞれ色んな捉え方をして楽しんでいただけたらと思います🙌🏻 (8月11日 22時) (
レス) id: f0f6ce6cb0 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - こういうどちらの性別とも取れるお話大好きです！！！！性別が選択できってだけでだいぶ違う見方ができますからね！！！最高です！！！続き楽しみにしてます！！ (8月11日 12時) (レス) id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年8月10日 22時
