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夕食の当番決めをするために始まった足球中、ボールが地面に落ちたにしては、絶妙に鈍さのない音が鳴ったのと「Aやぁぁあ！！」と
もはや悲鳴に近い叫び声が聞こえたのは、クプスヒョンが蹴ったボールがなんだか変な方向に飛んで行ったなぁ…と考えていたときである。
叫んだのは、おそらくドギョミヒョンとスングァニだった。
その勢いのまま２人がネットを飛び越えて、Aのところへ走っていく背中を見届ける。
それに続くようにAと同じチームのクプスヒョン、ウォヌヒョン、ディノがAの周りに集まっていって、そこでやっと、さっきの微妙な音の正体が“Aの顔面にボールが当たった音”だったということに気が付いた。
JN｢うわぁ…今の痛いんじゃない？」
WZ｢…痛いだろ。仮にもヒョンの蹴ったボールだし、A今日メガネだったし」
あちゃー、とウジヒョンが頭を抱えるように額に手を当てて、俯いたまま静かに首を振る。
その隣で「……こういうときって温めるんだっけ？それとも湿布？？」と落ち着いているように見えて困惑しているのはホシヒョンだ。
ドギョミヒョンとスングァニと一緒になって声を上げなかったから不思議だったけど、どうやら驚きを通り越して動けなくなっていたらしい。
多分、びっくりし過ぎると声が出なくなるあれと似ている。
SC｢Aや？痛いか？痛いよなごめんな」
｢いや、そこまで大袈裟にされるほどじゃ…」
JH｢ヤー！スンチョラ！！うちのAに何てことしてるんだよ！！」
SC｢分かってるよ！だから今必死に心配して謝ってるんだろ！」
JH｢謝って済むなら警察いらないんだよ！」
｢いや、最初から警察は必要ないんだけど…」
JN｢…ねぇ、なんて言うんだっけ？ああいうの」
VN｢モンスターペアレント？」
JN｢あ、それそれ」
WZ｢２人して納得するな。そして笑うな」
HS｢……ていうかシュアヒョンいつの間にクプスヒョンの後ろに行ってたんだ？？」
JN｢シュアヒョンまで入ったら取り返しがつかないのに…笑」
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柊(プロフ) - 本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好きさん» ありがとうございます☺︎そう言っていただけて嬉しいです。読む人それぞれ色んな捉え方をして楽しんでいただけたらと思います🙌🏻 (8月11日 22時) (
レス) id: f0f6ce6cb0 (このIDを非表示/違反報告)
本屋と図書館とガソリンスタンドの匂いが好き(プロフ) - こういうどちらの性別とも取れるお話大好きです！！！！性別が選択できってだけでだいぶ違う見方ができますからね！！！最高です！！！続き楽しみにしてます！！ (8月11日 12時) (レス) id: b9b005fe2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊
| 作成日時：2023年8月10日 22時
