検索窓
今日:104 hit、昨日:202 hit、合計:7,812 hit

◯恋ゆえに ページ10

ーside


ようやく手を伸ばせば届く距離まで来れた。



初めて見た時からキラキラしていていつか隣に並ぶことが目標になってた。


初めはただの憧れで尊敬する人だった。


いつから?


そんなこと覚えてないほどにいつの間にか心まで囚われていた。


日に日に輝きを増していく彼女を見て俺の中で不安も増していった。
彼女を自分のものにしたいと思う人はたくさんいる。
もちろん俺の周りにも。それほどまでに貴方は魅力的で俺らの世界のたった一人の人。


少しでも近づきたい。
貴方の瞳の中に一瞬でいいから映りたい。

初めはほんのささやかな願いだった。


でも、近づけば近づくほど知れば知るほど欲張りになっていく自分がいた。

俺のことだけ考えて欲しい。
俺のことだけ見てて欲しい。


貴方を自分のモノにしたい。


それが叶うのならどんなに幸せだろうか。


どうしたらあなたの心を捉えられますか?
こんなにも俺の心を捕まえて離してくれないというのに。


隣に入れるだけで幸せだと思っていたはずなのに
苦しい。辛い。
でも、あなたの側にいたい。また痛くなる。それでもいたい。
居なくちゃならない。
叶わない想いを捨てられたらどんなに楽だろうか。



「好き、、」




あぁ、本当に貴方には腹がたつ。

◎愛ゆえに→←不意打ちはご勘弁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:羽未 | 作成日時:2024年2月25日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。