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過去は思い出に ページ20

一「そういや蓮王と話しててんけどAちゃんのちっちゃい時ってどんなんやったん?」


AmBitious全員でホテルに泊まって人狼したりトランプしたりしてた時不意に一太が投げかけた質問
興味津々と言う感じのいちれおと対照的に凍りつく岡楽


岡「え、」


楽「一太その話はさ、えっと、んー、」



わかりやすく二人が動揺するから余計怪しく重くなる空気。





一「え、っと俺地雷踏んだ、?」

『全然いいよ一太笑。二人が動揺しすぎ』

『どうせいつかは話さなあかんかったしな』

蓮「いいん?」

『私、あの頃のことほとんど覚えてなくて人から聞いた話もあるんやけど、』




ーーーーーーーーーー
岡side

俺らとAが入所したのは入所は2012年

俺は小5でAは当時小学4年生。一般的に考えれば入所は早い方で同期の中でも下の方。

通常なら甘やかされる位置。実際俺も同い年の陸も甘やかされてたと思う。ファンにも関ジュにも。





それは通常なら。






Aはタレントは男の子だけが許されるこの事務所のたった一人の女のタレント。
仲間内にも世間からもどう見ても異分子でしかなかった






康二くんや誠也くん、龍太くん、がっくん、流星、他の同期や先輩の中でAを助けて守ってくれる人はたくさんいてくれた。だから今Aは俺らのそばにいてくれているけど、そんな先輩がいなかったら間違いなくAはここにはいない。それほどまでだった。




今では本人は小学校卒業までの2年間のことをほとんど覚えてないらしいし、こんなことがあったんだと笑い飛ばせているほどにまでに強くなったが、普通の小学生の女の子には耐える必要がないほどの苦しみを抱えていたに違いない。





俺らにも目が入るほど、気持ち悪いと感じるほどの冷たい視線。汚い言葉。暴力。嫌がらせ。
目立たないけど今も目に見えるほどの傷がAの体にはいくつかあるほど。






心身ともにボロボロなはずだった。






ちょうどその頃一度だけレッスンに向かうAと出会った。

・→←頼れる兄貴



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作者名:羽未 | 作成日時:2024年2月25日 23時

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