頼れる兄貴 ページ19
11月下旬。
仕事で東京に来たついでにふらっと事務所に寄ってみて見つけた後ろ姿
他の男の人よりも小柄な体に長めでセットされた髪。
その後ろ姿めがけて飛び込んだ。
『せーやくん!』
黒目がちな目を大きく見開いて驚きながらもしっかりと受け止めてくれる。
末「おお、A。久しぶりやな」
『お久しぶりです。Youtube撮影ですか?』
末「そう、あ、会ってく?」
みんなお前に会いたいっていってたわ〜って話しながら自然と自販機でジュースを買ってくれる。
『え、イケメン』
末「お前もそれ分かってついてきたやろ笑」
『バレてましたか』
末「流石に何年お前の先輩やってると思ってんねん。」
「何?仕事?」
『ん〜まあそんなとこです〜』
末「なんやねんそれ笑」
「あ、そういえばもうすぐライブやんな?」
『そう!もちろんきてくれますよね?』
末「まぁ行けたらな〜」
『それ来ないやつですね』
末「いや?いくいく〜」
なんて漫才のようなような会話を繰り広げながら誠也くんに案内されたAぇ!groupの元
小島「あれ?誠也くんがナンパしてる〜」
佐野「Aちゃん!」
パッと目を輝かせて一番に飛び込んできた大型犬みたいな晶哉。
先輩とはいえ一応年下なんやけどなぁ
正門「あれ〜A何やってるん〜」
福本「俺!?俺に会いにきてくれたん!?」
リチャ「多分ちゃうから落ち着け」
相変わらずの盛り上がりを見せるAぇさんたち。
『いや〜さっきそこで誠也くんにナンパされて〜』
末「嘘つくなお前先やろ!!」
どんどん人気になってもやっぱりいつも通りの関西らしい雰囲気が嬉しい。
『あ!もうすぐアンビでライブやるんできてくださいね!」
5人「行けたら行く〜」
『それ絶対来ないやつ!』
さっきの誠也くんと同じような会話をしてAぇさんとバイバイして帰り際
末「いつでも相談乗ったるから」
頭にポンと置かれたてはあったかくて体は小さくてもやっぱり大きな先輩だと感じた。
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作者名:羽未 | 作成日時:2024年2月25日 23時