ずるい人(L.N) ページ18
蓮王side
俺の前でへらへら楽しそうに笑うがっくんと岡ちゃんと太郎くん
謎なメンバーやけど3人の空気感とか感じてるだけで楽しい
3人はは成人してるからお酒も飲めて、でも今は俺がおるから呑まへんくて、早めに家も返してくれるし送ってくれる。
AmBitious の年上組は優しい。
楽「蓮王ももうすぐしたら酒飲めるようなるんかぁ」
吉「あと、2年?まだまだやな」
楽「初めて飲むのは俺とやからな!な!な!」
蓮「がっくんちょっと圧強いって」
岡「そういや、Aの時もこの会話したなぁ」
楽「なんか感慨深いなぁ」
お兄ちゃんたちは俺の知らないAちゃんをしってる。どんな風にお酒を飲んで、どんな風に酔っ払らうのかを俺は知らない。
でも3人はきっと知ってる。ずるいなぁ。ちょっとむかつくなぁ。ほんまに。
岡「蓮王?なに拗ねてるん?笑」
いつのまにか顔に出てたのか岡ちゃんにちょっと揶揄われる。かっこわる俺。
楽「え〜拗ねてる蓮王たんも可愛い〜」
岡「原因はそれちゃうん笑」
吉「蓮王、これ食べへんのやったら俺がもらうで」
蓮「え、!あかん!俺好きなやつ、あ!!!!」
蓮「太郎くんが俺の食べたぁ」
楽「しょうがないなぁ、俺のあげるわ」
太郎くんに取られた俺の好物を自分のとこから取って俺にくれようとするがっくん。
みかねた岡ちゃんが他のやつくれて。
太郎くんはなんもないけど、
そしてがっくんには奢ってもらって。送ってもらって。
楽「また明日!元気できてな〜」
ニコニコして俺を見送ってくれるがっくん。
初めて出会った時からずっと優しいがっくん。
だから、どんなけ俺の知らないAちゃんを知っててどれだけ俺が腹を立てても、がっくんなんやからどうしようもない。
がっくんが悪い人やったら心の中でぼろぼろにしてたのに、がっくんも大好きやからそんなんできひん。
ほんまに、ずるい人
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作者名:羽未 | 作成日時:2024年2月25日 23時