文スト 紅い目の私はトリップ少女

二十三話、ただのおつかいがハードになってきている・・・。 ページ27

・・・・・・・・・・・此処は何処？重い瞼を開くと・・・視界が揺れてる？

栞「ここは何処だ・・・？」


中「うわっお前もう起きたのか！！・・・・ここはマフィア本部だ。
　 もうすぐでエリス嬢の所に着く。」

ん・・・？あれ？私・・・・中也さんにお姫様だっこされてる！？
この上なき幸せだ・・・。でも春の方が上手だな。


栞「中也さん。チビのくせに持てるんだ・・・。意外。」


中「その事にチビは関係ねえ。」


栞「目的地に向かっているところ悪いけどさようなら。」

私は躯を動かして探偵社へ帰ろうとした。
でも、躯は云うことを聞かなかった。


中「動かない方がいいぜ。まだ薬の作用が効いてンだろ？
　 お前はそこで着くのを楽しみにまってろ。」」


栞「わかった。じゃあ楽しそうにしてる。
　 エリス嬢ってきっと可愛いんだろうな〜お友達になりたいなぁ。
　 エリスちゃんだけじゃなくて樋口ちゃんや芥川君もお友達になりたいな。
　 あと、銀ちゃんにも会いたい。あ、紅葉さんにも会いたいなぁ」


中「おい、やっぱ黙れ。」


栞「あ、中也さん。今名前呼んだ人達呼んできてくださいよ。」


中「それは無理だな。」


栞「ええ・・・。」


中「なんだそのノリ悪いなみたいな顔は。」


栞「まあ、いいや。続きでもいうかなぁ
　 中也さんにはね〜・・・・頭を撫でてほしいな〜。」


中「それくらいならやってやる。」
そう云って頭を撫でてくれた。嬉しい。
中也さんの優しいところって好きだよ。キャラとして。


中「ほら、着いたぞ。」

二十四話、私の目の前にいる天使。→←二十二話、任務（おつかい）遂行中！！

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