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プロローグ ページ1
「あらぁ 可愛い女の子ねぇ」
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幼なじみと外を並んで歩いていると、よく言われた言葉だ。私の幼なじみは男の子なのに、
とっても 女々しい顔立ちで、赤ちゃんの頃は よく女の子に間違えられたものだ。
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私も女の子なのに…
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「でしょ！?カワイイでしょう！?」
私はなぜか、幼なじみが可愛いのが自慢だった。幼なじみがほめられてるのが、すごくすごく嬉しかった。
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外を歩いてて 声をかけられるのは、いつもいつも幼なじみのほう。
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それでも 嬉しかった。幼なじみが大好きだったから…
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もし、私が
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「お兄ちゃん 綺麗な顔立ちしてるわねぇ〜」
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この一言に惑わされなければ、私と貴方は普通の学校生活を送れていましたか――――――…？
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作者名：lip
