しょーもない(初兎もない) かんじになりました≪いむしょー≫ ページ2
初兎side
まろちゃんとの、不思議な１日がおわって。なんだか、もっとよく登場人物のことを知りたいと思うようになってきた。
登場人物、とかいうとメタいかもしれないが、そういえばぜんぜん彼らについて知らない。
ほ「あ、初兎ちゃーんっ！」
そんなこと考えていたら、噂をすればとでもいうように、今日もまたやけにフリルのついたドレス？ワンピース？をきたいむくんが、廊下の向こうから声をかけてきた。
「おー、いむくん」
．．．やはり、一緒にいて一番落ち着いていられるのはこいつだろう。
．．．まあ、この世界でのいむくんもまあまあぶっとんでるから安心、ってところかな。
「．．．初兎ちゃん、今絶対僕のこと馬鹿にした」
「はっ」
なんでばれてるん！？．．．ほんま、さすが同い年というかいむしょーと言うか．．．。
「い、いや。いむくんこそ、なんかあったん？」
「あ、そうそうそうなの初兎ちゃん。みてみてー！」
適当にごまかして話題をそらす。アブな．．．。
やけに嬉しそうにみてみて、といったいむくんの指すものの方へ目を向けた。と、
「わ、きれい．．．」
思わず声がもれてしまった。
ほ「ふふ、そーでしょー。初兎ちゃん普段こういうの絶対見ないだろうなって思って」
自慢げに笑ういむくんの手元には、澄んだ水色のバラの花冠があった。
「これ、いむくんが作ったん？」
ほ「そうだよー。初兎ちゃんに見てほしくて。．．．でさ、よかったら今から、一緒に花畑いかない？すっごいいいところ知ってるんだ。」
なにかすごくワクワクするものを感じたので、
「うん行く」
と素直にうなずいた。
ほ「もーちょーっとまってー。、あとちょっと、、、よし！目開けていいよ！」
───────────────ブワッ
「．．．ッ！！」
いむくんに目隠しで促されて連れてこられた先
そこには─────、青い空の下で一面に咲く、艶やかで鮮やかな紫のバラの小さな花畑があった。
．．．声が、出せない。
それくらいの、感動。
あのお城から歩いて少しの所に、こんな場所があったなんて。
いむくんが隣にならぶ。
ほ「きれいだよねえ．．．。あのね、これ、初兎ちゃんの色なんだよ？紫のバラ。」
「ほんまやね．．．。うん。きれい。」
ほ「．．．ねえ、バラが999本くらい集まった時の意味、知ってる？」
ふいにいむくんがこちらを向いた。
知らない、と返すと、
大きく腕を広げた、水色の天使は言う。
「何度生まれ変わってもあなたを愛する───────！！」
続く
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なふ - これめっちゃ好きです、穏やかまろちゃんが好きすぎて・・・あと初兎くんのテンション感がアニメのまんますぎて・・・w！！ (2023年4月4日 11時) (
レス) @page2 id: 2326558a84 (このIDを非表示/違反報告)
うう。 - このアニメちょくちょくみにいっちゃうんだよねえ．．．。ないふの圧倒的王子様感がすきすぎる件 (2022年12月10日 16時) (レス) id: 7167fd7e02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うう。 | 作成日時：2022年12月9日 13時
