千日紅を咲かせましょう【灰谷蘭】

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早く起きれた。誰かの為に早起きするのはとても気分が良くなった。歯を磨き、着替え、朝食をとり、千咒に一声かけて家を出た。家から学校は比較的近くて直ぐに着いた。一目散にAの教室に行く。そうするとガラガラとドアが開く音がした。急いで教室まで音を立てずに見に行くと小鳥遊がいた。やはり入れていた。バレないように写真を撮り俺は自分の教室へ向かった。昼休みになり写真を撮れた事を九井に伝える事を忘れていたのを思い出しメールした。今日の放課後Aの家に集まり会議する事に決まった。

ボイレコを見せれば有力な証拠だと九井は喜んだ。後は佐藤を捕まえ、Aが教師に言う事に決まった。Aは早い方が良いと言い明日に決まった。

佐藤をマイキーと捕まえた。俺達は佐藤に何故Aを盗撮し封筒に入れて机の中に入れていたのかを問い詰めた。そうすれば俺達に暴力でも振るわれると思ったのだろうか直ぐに答えた。

　「俺は佐野さんといい雰囲気だったからもしかしたら付き合えるかもって思って告白しました…。だけど断られて思わせぶりな行動してる癖に良く振れたなって思いまして、苛ついて衝動的にやってしまいました。本当に申し訳ありません。」

以外もちゃんと謝った佐藤は根はいい奴なのだろうが、マイキーは許さなかった。

　「今Aが先生に言いに行っている。お前はこれからどうなるかは分からないが、金輪際Aに近づくな。近づいたらどうなるか分かってるよな？」

マイキーの圧が怖かったらしくひぃひぃ言いながら逃げて行った。

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