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田中 ｢いい顔してるじゃーん ！
その子、名前なんて言うの？｣
｢中村海人、、｣
おいおいなんとも普通の名前だな。
田中 ｢この子さっきのアイスいっぱい買ってた子だわ、｣
｢あーあの子犬系！
この写真もめっちゃ子犬ですし！｣
田中｢スタイルいい子犬だったもんね。｣
" スタイルいい子犬 "
って単語になんか引っかかる気もするけど。
生徒手帳を読み進めていく。
｢えっ｣
田中｢どうしたー？｣
｢いや最寄り一緒だなあって。｣
田中 ｢いやあれだけアイス買って、
この駅最寄りじゃないなら怖いわ｣
あ、たしかに。
｢でも田中さん、
先輩なんですけど、 " 中村海人 "｣
田中 ｢先輩と始まる恋もあるんじゃない？
だって体育祭も、文化祭も秋なんでしょ？｣
" 普通の子だったし、チャンスあるじゃん！！ "
って私の肩叩いて笑う田中さん。
チャンスも何も付き合うとかはないな、うん。
なんとなく冷たそうな目してるし。
田中 ｢まーとりあえずお店で預かっとこ〜！
なくなったら困るものだから、
そのうち取りに来ると思うし。｣
うん、それが普通の判断。
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作者名：はむ | 作成日時：2019年1月2日 22時
