820 ページ20
SH
紫「ねえ廉大丈夫？」
廉「・・・え？何が？」
紫「いや、何でもない。」
廉「なんやねん笑」
海人が帰って、夕飯を食べた後ぐらいからなんとなく廉の様子がおかしい気がする。
多分熱がまた上がって来たんだと思う。本人に言ったら絶対否定されるだろうから言わないけど。
でもあの赤くてとろんとした顔は、熱が上がってる証拠。
本当は今すぐ先生か看護師さんにこっそり伝えたいところなんだけど、もう夜だからあんまり歩いちゃいけないんだよね。
さて、どうしようかな。
紫「廉、ちょっと寝てたら？」
廉「なんで？、まだ消灯時間や無いやろ」
紫「そうだけどさ。遊び疲れたじゃん？」
廉「んー、まあ確かに今日は久しぶりにいっぱい遊んだよな。楽しかったわー」
紫「うん、俺も楽しかった」
よし、このまま寝てくれるかな
廉「でもまだ起きてよ。」
えっ
廉「トイレ行こうかな」
紫「待って、看護師さん呼びなよ」
廉「平気やって、これぐらい！もう37.5℃切ったんやから」
それはそうだけど！でもそれもう何時間も前の話じゃん！
紫「まって廉、せめて俺と一緒にしよう」
廉「大丈夫やで？紫耀はもうあんま体動かさん方がええし。ありがとな」
紫「あっ廉っ！」
行っちゃう！止める？
紫「・・・廉？」
ふらふらっと危なっかしい足取りで立ち上がって
部屋の扉に手をかけた廉の動きが急にピタリと止まった。
紫「廉？どうし・・・わ！廉！」
廉「・・・っ、ぁ」
立ち上がって廉の顔を覗き込んだら見えた赤い液体。
やばい！鼻血だ！
しかもめっちゃ出てる！
______________
匿名メッセージお待ちしております。
予告/コメントボタン
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1022人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪ - 海人くんのお話楽しみです！ (9月30日 22時) (
レス) @page34 id: acafeb5047 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ - 初メッセージ失礼します。紫耀くんのお話読みたいです！！ (9月12日 23時) (レス) @page14 id: 7da81caadd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風音色
| 作成日時：2023年8月31日 17時
