全てが僕たちの宝物XVI (ページ9)

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TF
藤「大丈夫だからねー」

紫耀がまた呂律が回らなくなって苦しそうだって呼び出された。

最近多いな・・・。

本人もそれに気が付いているみたいで大きなマスクの下で不安そうな、悲しそうな顔をしていて。

そりゃそうだよね、不安だよね。

今後続けないにしてもとりあえず今回はあの強い新しい薬にしなきゃいけないかも・・・

と思ってたら

紫「…っか、て、い…よ」

マスクの下から弱々しく聞こえてきた声。

本人も気付いている。

これが最善だって、

こうするしかないかもしれないって。

悔しそうな、辛そうな顔をしている紫耀が可哀想、、だけどこれ以上辛くならないようにもう始めないと。

藤「今から治療の点滴つけるよ。

最初は少しスピードを遅くするけどもう少ししたら段々速めて行こうかと思ってるから、もししんどくなったらすぐに教えて？

握らなくても触れるだけでナースコール押せるから。」

紫「ん、わか、た」

藤「カーテンはどうする？閉めとく？」

紫「ん、」

藤「15分後にまた来るね。」

紫「ん。」

海「あっ藤ヶ谷先生、紫耀は？」

藤「今は落ち着いてるよ、大丈夫。海人くん、廉くんすぐに知らせてくれてありがとね」

廉「いえ、俺たちがいっぱい紫耀に話させちゃったから、、」

藤「大丈夫！二人のせいじゃないよ」

廉「でも、、」

藤「本当だよ。

あっそうだ、紫耀ね、前回の強い薬を今始めたところだからもし辛そうにしてたらまた教えてくれる？

もちろん自分の体調を優先してほしいんだけど、もし余裕があったら少し様子を見てくれると安心できるんだ」

海「大丈夫！僕熱下がって元気だから！」

藤「ありがとう、また来るね」
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コメントレス
＞キーボードさん
そうです！現在紫耀くん高2、廉くん高1、海人くん中3の設定です！
現在の年齢設定、たまに作者も分からなくなります笑

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