全てが僕たちの宝物XVI (ページ50)

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800[続編公開しました！] ページ50

RN
いよいよ髄注の日が来てもうた。

正直怖い。怖い以外の何物でもない。

冷静に考えて、いや冷静に考えるべきやないのかもしれへんけど骨髄に直接薬入れるってどういう状況やねん。

怖すぎるやろ。

看「廉くん着替え終わったかな？」

廉「はい、」

看「じゃあ行こうか。北山先生待っててくれてるから」

廉「はい、、」

ほんまに、ほんまに嫌。どうしよう。

紫「廉、待ってるから」

廉「おん」

はぁ、もう後に引けない。

覚悟決めるしかない。

正直どうなるか分からんけど、、先生を信じるしかない。

看「失礼します」

北「おっ来た来た」

手術室みたいな大きなライトのある処置室。

ICUみたいにガウンに手袋にマスクをつけとる北山先生。

この光景が怖いんよ。

普段と違うこの重装備な感じが。

北「はい、じゃあ廉はこのベッドに横向きで丸まって」

廉「うん、、」

北「30分ぐらいで終わるから大丈夫。心の準備が出来るまで待ってるから出来たら教えて。」

廉「ん、、」

北「まだ怖い？」

廉「怖い、、」

北「そうだよなー、、というわけで特別に連れてきたよ」

廉「え？」

何を？

玉「廉」

廉「え！」

玉さんやん！

玉「先生もついてるから大丈夫。手、握ってるからね」

廉「はい」

なんと目の前に現れたのは玉さん！

玉さんに頭をなでなでしてもらいながらぎゅっと手を握る。

怖いけど、もうやるしかない。

廉「北山せんせ・・」

北「ん？」

廉「ええよ、、、もうやって」

北「！えらいな、ありがとう。先生も頑張るね。」

廉「ん、お願いします・・」
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作者です！
本日を持ちまして、シリーズ16が終了いたします。

本シリーズも沢山の方に読んでいただけてとても幸せでした！
そして★評価も10点、順位も上がりまして、、光栄です😭
コメントなどをいただく度に飛び上がるほど嬉しくてもっと頑張ろう！という気持ちになれました。いつも本当にありがとうございます。

シリーズ16では海人くんが無事退院したり、紫耀くんが強い治療薬に向き合ったり廉くんの頭痛が続いて辛い日が続いたり・・・と様々なことが起こりました。
その中でも毎日を生き抜いてきた彼ら。シリーズ17でも変わらず頑張り続ける彼らを是非見守ってあげてください。

※コメントレスは文字数の都合上また今度させていただきます。

匿名メッセージお待ちしております。
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