全てが僕たちの宝物XVI (ページ40)

今日:66 hit、昨日:62 hit、合計:146,174 hit

790 ページ40

RN
北「これなんだけど」

廉「なにこれ？」

北山先生から渡されたパンフレットに書かれた文字は

"髄腔内投与"

？？

廉「ずい・・、何て読むん？」

北「ずいくうないとうよ」

廉「ふぅん・・。」

なんかよう分からんな。

北「廉、いつも抗がん剤が終わったタイミングで骨髄穿刺してるでしょ？」

廉「ああ、、あれな。うん」

大嫌いな検査。

痛いし、検査後も一日二日はしんどいのが続くから。

北「あれは腰に針を刺して骨髄から髄液を取ってるんだけど、その後にそこから直接抗がん剤を入れる治療法なんだ」

廉「え？」

あの痛い検査の後にそのまま抗がん剤を・・？

廉「嫌！！」

絶対嫌！！最悪やん、なんやねんその地獄みたいな治療！！

廉「なんで？なんでそんなんやらなあかんの？」

廉「あっ分かった。今までの抗がん剤からそいつだけに変更するんやな？」

北「いや、今までの抗がん剤治療にプラスするつもりだよ」

廉「はぁ？！」

ちょっと、これはまじで嫌やぞ。

廉「なんでいきなりそいつもやることになったん？あ…やっぱり容態悪化しとるん…？」

北「そういうわけじゃないよ」

廉「ならなんでっ」

北「予防するため。」

廉「えっ・・？」

北「脳への転移を予防したいから。」

廉「予防・・・？」

脳への転移を・・・？
______________
夜分にすみません、作者です！

昨日あげられていなかったため、本日2話更新します！
そして、明日特別編の後編をアップする予定です！

コメントレス
＞a.さん
一気にここまで！！ダラダラ長い話にも関わらずありがとうございます！
作者の中で「泣く」という行為は一番繊細かつ、ごまかしがきかない素の感情が溢れ出るものだという認識があり、シリーズ1の当初から最も気を遣って丁寧に書こうと意識してきました。そのためそう言っていただけて感激しております😭✨光栄です、ありがとうございます！！

＞葵さん
お忙しい中返信してくださりありがとうございます！2回！悲しいですね、、また全力で次当たるようお祈りしておきます🙏

＞ささん
医学部生さんにそんなことを言っていただけるなんて！！恐縮です、ありがとうございます！
作者は医療従事者さんでもお医者さんでも全く無いです・・。
ただ、事実とかけ離れた適当なものをお見せしたくないため、その病気に関する論文を暇が荒れば手あたり次第読み漁っております笑
これからも物語の都合上事実と変えてしまう点もあるかと思いますが読んでいただけると嬉しいです！