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KT
"紫「もしもし海人ー？」"
あ！
紫耀の声を聞いたらほんの少しだけ力が出て
どうにか助けを求められた。
すぐに駆けつけてくれた紫耀は救急車の中でもずっと手を握りながら話しかけてくれて
痛かったし、怖かったけど、すごく心強かった。
紫耀、沢山話しかけてくれてたのに反応する余裕が無くてごめん。
病院に着いて、どうにか紫耀にお礼を言えて入った初診室。
知らない先生に看護師さんたち。
手術室みたいな異様な空間。
大丈夫って分かっててもやっぱり怖くって。
だから玉森先生が来たときはすごく安心したんだ。
あ、もう大丈夫だって。
だけど、玉森先生の口から出た言葉は"緊急手術"。
やだ！！！なんで！！！もう手術はしないって言ってたじゃん！！！
嫌だ！！玉森先生でも手術は嫌！！
手術は怖いし、もうこれ以上お腹に傷をつけたくないの！！
嫌！！離せ！！！離せってば！！
抵抗しようとすればするほど看護師さんたちに強く体を押さえられて、もうどうしていいか分からない。
玉「海人ごめん、でも先生なんとしても海人を助けたいんだ。海人が次に目が覚めるまで先生ずっと傍にいるから、だからまた頑張ってくれないかな」
・・・・っ
こうするしかもう選択肢はない。
今手術をしなければ僕は死ぬ。
先生のこの言葉で悟った。
嫌だけど、怖いけど、でも飲みこむしかない。
最後の力を振り絞ってほんの少しだけ瞼を上げると玉森先生が僕の手を握りしめながら目線を合わせてくれてた。
玉森先生を信じよう・・・きっと大丈夫・・・。
ここで僕の記憶は一度途切れたんだ。
______________
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風音色(プロフ) - y.i kpさん» y.i kpさんコメントありがとうございます！素敵なリクエストをいただき大変ありがたいのですが、ただいまリクエストを承っておらずリクエストにお応えすることが出来ません。申し訳ございません。 (12月17日 19時) (
レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
y.i kp - ↓何回もすいません。届いていないのかと心配になってしまいました。 (12月17日 17時) (レス) @page4 id: 16984ca039 (このIDを非表示/違反報告)
y.i kp - いつも楽しく読ませてもらっています!リクエストなんですが、玉森先生が風邪をひいちゃって、廉くんがお見舞いに行き、風邪が移っちゃうお話がみたいです! (12月17日 1時) (レス) @page1 id: 16984ca039 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風音色
| 作成日時：2023年12月6日 19時
