全てが僕たちの宝物Ⅷ (ページ9)

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SH
紫「廉？大丈夫だよ」

廉「ﾊｧﾊｧ、ｵｪ・・・、いっつ、も、ごめんな？」

紫「いいの。そうやってここまで来たんじゃん」

廉「ふふっ、、せ、やな、、笑」

それにしても中々吐き気が治まらないなー。

あれ、そういえば海人に頼んだお水まだかな？

水が流れる音はしてるのに。

・・・・ん？水の音いつからしてたっけ

なんか嫌な予感がする。

紫「かーぃ、、、海人！！」

海「うっ、ﾊｧｯ、ﾊｧｯ」

振り向いてみると洗面所の壁に寄りかかるように海人がぐったり倒れこんでた。

顔は廉に負けないぐらい真っ青だし

え！やばいじゃん！

どうしよう！廉の吐き気は治まってないけど

海人もどうにかしないとやばい。

紫「廉ごめん、ちょっと一回海人のとこ行ってくるね」

廉「ん、ごめ、な？俺、も、へーき、やから。ありがと」

紫「うん。」

紫「海人？」

海「ﾊｧｯﾊｧｯ、ごめ、しょ、、、へーき、、、」

紫「無理しないで。お腹痛くなった？」

海「ん、、、なんか、、、ぎゅって、、、」

紫「そっか、、、あれ？海人？」

海「・・・・」

紫「海人？！」

壁に寄りかかってたはずの海人の体がぐらりと傾いてゴツンと床に頭が当たる音がした。

紫「海人？！聞こえる？！」

海「・・・・・」

まずい！海人が意識失った！！

廉もまだしんどそうだし

走って先生呼びに行く？

いや、でもここ離れない方がいいか

そもそも俺走れる体力多分無いし

ナースコールしよう！

看『はい、紫耀くんどうしたの？』

紫「廉がずっと吐いてて、海人が意識失いました！早く来てください！」

看『分かった！今行くね』

お願い、まじで早く来て泣

2人ともさらにぐったり顔色悪くなってる気がするし

早くしないとっ！
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