全てが僕たちの宝物Ⅷ (ページ46)

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TF
紫「ｲ"ｯ，ﾊｧﾊｧﾊｧﾊｧ」

やっぱりあの鎮痛剤じゃあまり痛みが和らがないか・・・。

処置室に着いた頃にはまた痛みが増してきたのか呼吸が荒くなってしまった。

これから髄液取るし一回寝かせた方がいいかな

藤「紫耀，痛いの辛いから一回ちょっと寝てみようか。大丈夫だからねー。腕一瞬チクっとするよ」

紫「ぇ、ん"・・ﾊｧハァはぁ、、はぁ・・・」

うとうとする薬を入れたらこれは効いてくれたみたいで段々紫耀の声が小さくなっていった。

いつ効果切れるか分からないから早くやろう。

藤「髄液取るからセットし始めてくれる？」

看「はい」

藤「紫耀，今から検査するから一回横向きで丸くなる体勢に変えるね。」

看「準備出来ました。」

藤「ありがとう。紫耀パジャマ捲って消毒するよー。よし，腰に注射入れるけど大丈夫だからね」

紫「・・・んっ」

藤「大丈夫大丈夫。・・・・よし。検査用の針刺すよ」

・・・・・この色は。

間違えない。

無菌性髄膜炎だ。

藤「よし終わり！よく頑張ったねー。」

藤「個室空いてる？」

看「空いてます！」

藤「そっちに移動させよう」
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