全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ47)

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RN4 ページ47

HK
北「廉、体調どう？」

廉「・・・・・。」

北「廉？起きてるんでしょ。反応して。」

廉「・・・・。」

廉が意識を失ってから数日。何故か俺のことを大っ嫌いって言った廉はそのまま機嫌が直ることなく。

嫌だけど、でも俺のことが嫌いなのはこの際どうでもいい。でも俺には廉を元気にさせるっていう使命がある。

熱は下がって来たけどまだ不安定だし。

北「はぁ。あのさ。先生のこと嫌いでもなんでもいいけど、どこが悪いか言ってくれないと治療が何も出来ないの。もう一回聞くけど体調は？」

廉「・・・・。」

北「・・・廉。いつまで意地張ってんだよ。熱下げたくないの？ここだと面会できないし早くICUから出たいんじゃないの？」

廉「・・・別にええし」

北「あっそうですか。」

まじでなんなんだ。反抗期？俺は廉の親じゃないんだけどね苦笑

三「あ、あのー」

北「え？」

埒があかない、と廉のベッドの前に立ってどうしようか考えてたら背後から声がした。

三「急にすみません。廉くん、朝から頭痛いって言ってましたよ。だから寝ておくように言っておいたんですけど・・」

北「えっそうなんですか。すみません、気にかけてくれたんですね。ありがとうございます」

三「いえいえ。僕も寂しいのでね笑」

はぁー全く。なーんで頭痛いの隠すかね。

北「頭痛いの？」

"うん"

無言で頷かれた。

ほんと、先に言ってくれ・・・。

北「頭痛薬追加しておくからな」

廉「・・・・。」

はいはい、また無言ね。