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海人くん誕生日特別編4 ページ11
KT
北「廉、お母さん来てるよ。」
廉「はーい、俺ロビーまで行くから待っててって伝えといて？」
北「はいはい」
藤「紫耀もお母さんから荷物受け取ってるよ」
紫「まじで！それどこにある？」
藤「ナースステーション。持ってこようか？」
紫「いや、いい！自分で受け取りに行く！」
あーあ。また今日もだ。
ここ数日、本当に毎日廉と紫耀は家族のとこに行っちゃって
全員入院してて、しかも外出許可も下りてないからこの病棟から出られないはずなのに
一人と皆、みたいな
分離されちゃったみたいな感じになっちゃうの。
特に最近は廉も紫耀も部屋の外でお母さんたちに会っちゃって、しかも結構長いこと会ってるからずっとその間一人ぼっち。
・・・・、ママに連絡しようかな
『次いつこっちに来てくれる？』
海「・・・・」
いいや、やっぱダメだ！忙しいのに迷惑かけちゃうもん！
慌てて今打った文章を消した。
ダメダメ。我儘言っちゃ。
海「やっぱ先生でいいや」
玉「ねえだからそれほんとに悪口じゃないの？笑」
海「誉め言葉だよ」
玉「あ、そう笑」
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作者名：風音色
| 作成日時：2022年1月29日 0時
