全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ6)

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紫耀くん誕生日特別編6 ページ6

TF
紫「いててて！染みる！」

藤「こらこら処置中なんだから動かないの。」

紫「めっちゃこの消毒液染みるんだもん！」

藤「もーそもそもなんでこんなに傷だらけで帰ってくるかなぁ・・笑」

紫「ごめんなさーい」

15歳にもなってどうやったらこんな小さい子みたいに擦り傷だらけになるんだろう笑

夕方、いきなり廉くんから紫耀が飛び降りたって連絡が来て

何事か！？と思ったらジャングルジムの頂上からジャンプしたって。

全くもう・・・

藤「楽しかった？」

紫「うん！めっちゃ楽しかったよ！廉と海人がさぁ、俺の学校の前で同級生に囲まれてたの笑。めっちゃ顔固まっててさ！それから―――――」

楽しかったか聞いたらフタが外れたみたいに今日あったことを止まることなく話始めた紫耀。

いつ終わるんだってぐらい、処置が終わるまで永遠に廉くんと海人くんとの今日のことを話してた笑

よっぽど楽しかったんだろうな笑

良かったね。

藤「そっか笑。楽しかったのね。じゃあいいや！」

紫「えっいいの？」

藤「今回だけね！もう変なことしないで」

紫「はーい笑」

藤「はい処置おしまい！かさぶたかいちゃだめだからね？」

紫「うん」

藤「それから本当にやんちゃなことあんまりしないでよ？今回だって骨折してないの不思議なぐらいなんだからね」

紫「はーい」

藤「気を付けて帰りなー」

紫「はーい！ありがとうございましたー」

藤「あ、紫耀」

紫「なに？」

藤「15歳のお誕生日おめでとう！」

紫「ありがとう！」

たまに想像もつかないようなことしてくる紫耀だけど笑

また一年こうして過ごすことが出来て良かった。

15歳も色んなことがあると思うけど今年も全力で支えるからね。

処置室を出て嬉しそうに廉くんと海人くんの元へ向かう紫耀の背中を見つめながら改めて決意をした。