全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ33)

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シリーズ1周年記念19 ページ33

RN
暇・・・だけど自業自得やからなんも言えへん。

紫「初めてあんなに藤ヶ谷先生に怒られちゃった」

海「僕も、玉森先生が怒ってるとこ初めて見た・・」

廉「俺も・・見捨てられるかと思った」

結局3人とも勝手に部屋から出るの禁止令が出たうえに無理したから体が悲鳴を上げてて

それぞれベッドの上で大人しく横になりながらカーテンだけ開けて話をしていた。

甘い誘惑に負けるんやなかった・・・。

・

トントン

紫「ん？はい」

体がしんどくてウトウトしてたらドアが開いた。

まだ回診の時間や無いのに。誰？

神「やば！この部屋だけ暗くない？お通夜みたいでやばいね笑」

岸「絶対怒られただろー！笑」

え！その声は！

紫「神！岸くん！」

やっぱり！

神「岸くんと3人が怒られたか気になるから様子見に行ってみようって」

岸「やっぱり怒られてたか！笑」

海「初めて本気で先生が怒ってるとこ見ちゃったよ」

神「だろうね笑。」

岸「泣いた？」

海「泣いてはないよ！」

岸「なんだよー泣いたと思ってたのに」

海「なんでそんな嬉しそうなの！」

岸「だって、ね笑」

神「岸くん笑いすぎ」

岸「やべっ。ごめんって！」

廉「岸さんこっち来て」

岸「お？おお・・・何？」

廉「ん」

岸「なにしてんの？」

廉「こういう気分なの」

岸「ふーん」

岸さんの腕を掴んで抱き枕みたいに抱きしめた。

なんか分からんけど岸さんに触れてると落ち着くことが判明したんや。

岸「ねえ廉熱くない？」

廉「えっ？」

神「どれどれ？あ、ほんとだ。熱あるんじゃない？」

廉「無い、と思う・・」

岸「いやいや絶対あるって！まじで！」

神「看護師さん呼んでくるよ。」

ええのに・・・

・

看「37.9℃だね」

廉「まじで・・」

結局神が呼んできてくれて、熱を測ってみたら38℃近くの発熱…。

熱あるって言われたら急にだるくなった気がする。