全てが僕たちの宝物-特別編ⅱ- (ページ22)

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シリーズ1周年記念8 ページ22

SH
海「右オッケー」

廉「左も人いなそう」

紫「よし、行こう。そっと開けるよ」

良さそうな作戦がたって、いざ決行のとき。

音を立てたらバレるから慎重に・・・

扉が静かな引き戸で助かった

今のところバレてない。

第一関門は共有スペース。知り合いに声かけられたらアウト。

海「共有スペースのとこ、誰かいた？」

紫「ちょっとまってて・・・いない！」

廉「よっしゃ！ついとるわ俺たち！」

紫「シー」

廉「あ、ごめん笑」

無事休憩スペースを突破した。

さて次が最終関門・・・ナースステーション前。

廉「ほんとにあの作戦でいけるん？」

海「いけるはず。今日新人さん多かったし」

紫「やるしかないよ」

廉「分かった。じゃあ行くか」

作戦・・っていっても

ナースステーションの近くではしゃがんで顔を見せないようにして

遠くになったらお見舞いに来た男子学生のフリをするってだけなんだけどね笑

廉「よし！ナースステーション通過！」

紫「お見舞いに来た学生のフリだ！」

海「やばー制服来たのめっちゃ久しぶりなんだけど笑」

そう

そのためだけに皆制服着てきたの笑

これでエレベーターに先生が乗ってこなかったりエレベーター待ちの間にバレなきゃほぼ勝ち確定。

あードキドキする。

早く来い！！

海「・・・来た！誰も乗ってない！」

紫「やったー！」

廉「勝ったー！脱出成功！」