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side : Jesse
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女は怯えながら
俺の目の前にいた。
「おい、」
声をかけると
身長差のせいだろうか。
これでもかっていうくらい俺を見上げる女。
少し泣きそうな顔でこちらを見るもんだから
なんだか子供の様で可笑しかった。
いろんな表情を出す女を見て
顔芸が得意なのかと思い、伝えると、
「顔芸なんて！してませんよ！」
必死に俺を避けながら
抵抗してくる姿も小動物の様で
さらに虐めたくなった。
ダンスタイムの事を伝えた後も
ブツブツと独り言を言いっていた。
盆踊りだのどうのこうの喚き始めて
少し鬱陶しいな…
「……もういい。来い。」
まだ掴んだままだった手首を引き寄せ
お互いの体を密着させる。
女は案の程、俺の腕の中で
顔を真っ赤にして慌て始めた。
特に見た目もパッとせず、
地味で女っ気がない…
そんな女に何故ここまでしているのか
自分でもわからなかった。
ーーー
ーー
ー
「お前のダンス下手くそすぎる。もう辞めだ。」
暫くダンスをしていたが、
こいつ本当に全く動かず俺にしがみついてるだけで
めちゃくちゃ疲れた。
「あの、仮面さん…」
「仮面さん？俺の事か？」
「貴方以外にそんなダッサい仮面つけてませんよ。」
「……ダッサい、」
特にダサいと思っていなかった
自分がつけていた仮面。
なんだか馴れ馴れしくなっている気が…
「これも何かの縁です。ひとつだけ、お伝えしておきますね。同じ会社の人間として。」
「なんだ。」
「その仮面、踏まえてその性格、直さないと一生彼女作りは無理だと思いますよ。まず初対面なら敬語くらいは使えるようになりましょうか。社会人としてね。せっかく気合い入れてきたのにごめんなさいね。」
さっきまで辿々しかった印象とは裏腹
ハキハキと喋る女がいた。
驚きのあまり女の顔を
見つめることしか出来なかった。
「仮面をつけて、カツラまで被ってるから何処の部署の誰かさんなんて検討つきませんが、この経験を生かして、見つめ直した貴方と社内ですれ違えれると信じてますね。では…私はもう帰ります。」
それだけ吐き捨てた女は
クルッと後ろ姿を俺に見せて
顔を見ることなく
ヒラヒラっと俺に手を振ってきた。
それと同時に
短時間の中で見てきた
女の姿を頭の中でフラッシュバックする。
「…面白い。」
俺は
A Aが
欲しくなった。
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unim(プロフ) - sakuraさん» いつもご愛読してくださりありがとうございます！ぜひ新作がしっかり更新できるようこちらの作品を進めていきたいと思います！是非これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (
レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - ヒヨコさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - モアさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 久しぶりにサイトに戻ってきたら私の大好きなこの作品がまた再開されていて嬉しいです！しかもunimさんの新作までできるとは！！楽しみです！！ぜひ次回作もジェシーくんでお願いします！これからもご無理なさらず更新頑張って下さい！ (2021年2月2日 12時) (レス) id: 046f4242ca (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - いつもお話、読ませてもらってます!とてもキュンキュンしています｡次回作もジェシー君がいいです。これからも無理のない範囲で､更新頑張ってください! (2021年1月27日 16時) (レス) id: 48bea02da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unim | 作成日時：2020年8月21日 7時
