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「でも、条件を…のんで。」
"特別な存在"
正直、自分自身ですら全く分からないソレを
追求することはしたくない。
なぜかなんて…
傷つくのが目に見えてる。
そして気付きたくないからに決まってる。
私は私が一番…大事。
「私が作った契約書、あれが条件。」
「……さっきまで怒鳴ってたくせに…お前は本当に話を急に変えるな。」
「そんなの今に始まった事じゃないし。だいたい、そこはお互い様だと思うけど。」
「…そんな事を言い争いたいわけじゃない。お前、その答えは本気なのか？」
「…逆に、アンタこそ冷静ぶってるけど…平気なの？今後のこと、考えてる？」
「安心しろ。お前は自分の心配でもしておけ。俺は平気だからこそ……この案を出したまでだ。」
「………うん。知ってる。」
ほら。追求しなくて良かったのよ。
でももし、追求したくなったら？
この…モヤモヤがまた顔を出したら？
その時は、きっと…。
「じゃあ、再契約という事だ。お前の契約書、まだあるのか。」
「うん。部屋にあるから、持ってくる。でも少し変更点入れたいから少し待ってて。」
「あぁ……そのついでだ。まだ風呂が暖かい。入ってくればいい。」
「……ありがと。」
私たちは一度落ち着きを取り戻し、
ジェシーはリビングを後にした。
私もそれに続くかのように
自室へと足を向ける事にした。
先にはジェシーの背中。
広い背中。
身長も高い分、余計にがっしりして見える。
するとジェシーは階段に差し掛かった所で
ピタッと急に止まるもんだから
ビックリして私の足も止まってしまった。
「……俺はお前に…」
「………。」
「今も、これからも何もしてやれないかもしれない。」
「………そんな、ズバッと…」
急に喋り出したと思ったら
諦め宣告をされてしまった。
これから互い、周りからは婚約者同士として
見られると言うのに、
なぜそんなマイナスな発言を…
「…ただ契約を交わす前にひとつだけ言わせろ。」
「…なに？」
背中しか見えなかったけど
少しこちらに顔を傾けるジェシー。
あぁ、なんか忘れてた。
この人ハーフだった。
凄く、鼻筋も高くて、
凄く、綺麗な顎のライン。
そんな綺麗な横顔の彼からの一言。
「俺が後悔する時は、側にいてくれ。」
ねぇ、ジェシー
その時、私はまだ
あなたのそばにいる資格があるのかな。
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unim(プロフ) - sakuraさん» いつもご愛読してくださりありがとうございます！ぜひ新作がしっかり更新できるようこちらの作品を進めていきたいと思います！是非これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (
レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - ヒヨコさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - モアさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 久しぶりにサイトに戻ってきたら私の大好きなこの作品がまた再開されていて嬉しいです！しかもunimさんの新作までできるとは！！楽しみです！！ぜひ次回作もジェシーくんでお願いします！これからもご無理なさらず更新頑張って下さい！ (2021年2月2日 12時) (レス) id: 046f4242ca (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - いつもお話、読ませてもらってます!とてもキュンキュンしています｡次回作もジェシー君がいいです。これからも無理のない範囲で､更新頑張ってください! (2021年1月27日 16時) (レス) id: 48bea02da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unim | 作成日時：2020年8月21日 7時
