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"婚約を公表する"
私の歩く足は
自転車を押しているから
だるそうに歩いているのだろうか。
いや、そうじゃない。
考え事をしているから足が重たいのだ。
あれから何時間経ったんだ。
まだ頭の中でぐるぐると回る
ジェシーの声。
私達の都合の良い契約。
互いの影をチラつかせるだけで満足な契約。
たとえ�眞論菁擇縫丱譴燭箸海蹐�
あれもただチラつかせただけ。
もう必要なくなった時
あれはただの知り合いで。なんて誤魔化せば
どうにかなるようなことなだけだったのに…
何故公表をする必要が？
何か彼の中でまずい事でも起こったの？
もし公表されたら？
私は…偽装ではなく
本当にジェシーの婚約者として
存在しなければならないの？
それは……ジェシーの為になるの？
絶対ならない…ならないに決まっている。
そして…何故私は…
自分の心配をしないの。
どうして、考えるたび、考えるたび
彼の顔ばかりがチラつくの…？
自分ことだけ考えれば良いじゃない…
ーーー
ーー
ー
「…ただいま。」
「…おう。」
まだ帰っていないと思ってたけど、
リビングにジェシーはもういた。
いつ帰ってきたのだろうか。
もうシャワーを浴びたのか
ガチガチのオールバックじゃない
前髪が降りてるどこか幼いジェシーがいた。
あぁ、その姿を見ると別人に思える。
暫くリビングの入り口で立ちすくしていた
私はジェシーの座る大きなソファへと
足を進める、そして沈黙を破ることにした。
「…話…先にする？」
「いや。お前、腹が減っただろ。」
「え？うん…まぁ。」
ジェシーは私の顔を見ることなく
ソファから立ち上がれば冷蔵庫へと向かう。
冷蔵庫を開けては手にしたそれは
私がものすごく欲しいてたものNo.1…
「……分かってるじゃん。」
「お前は酒なしで話せる女じゃないことは知ってる。」
「はぁ？何それ。レディーに対して失礼な。」
「ワインをガブ飲みする女を見たのは初めてだった。」
「ちょっとそれって！あの宴会のこと言ってんの？」
「それ以外でお前が飲んでる姿なんて見たことないだろ。あれは本当に酷かった…AHAHA！」
「笑わないでよ！あの時は…どうしようもなかったの…！」
ジェシーの手にある缶ビールを
奪い取るように受け取っては
勢いよくプルタブを開ける。
そのままビールを一口飲もうとした瞬間だった。
「お前、まだアイツのこと、好きか？」
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unim(プロフ) - sakuraさん» いつもご愛読してくださりありがとうございます！ぜひ新作がしっかり更新できるようこちらの作品を進めていきたいと思います！是非これからも宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (
レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - ヒヨコさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
unim(プロフ) - モアさん» お返事遅くなり申し訳ございません(*_*)次回作へのコメントありがとうございます！ぜひ参考にさせて頂きます！これからも是非ご愛読宜しくお願い致します！ (2021年2月22日 10時) (レス) id: 2e9c62ee0b (このIDを非表示/違反報告)
sakura(プロフ) - 久しぶりにサイトに戻ってきたら私の大好きなこの作品がまた再開されていて嬉しいです！しかもunimさんの新作までできるとは！！楽しみです！！ぜひ次回作もジェシーくんでお願いします！これからもご無理なさらず更新頑張って下さい！ (2021年2月2日 12時) (レス) id: 046f4242ca (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - いつもお話、読ませてもらってます!とてもキュンキュンしています｡次回作もジェシー君がいいです。これからも無理のない範囲で､更新頑張ってください! (2021年1月27日 16時) (レス) id: 48bea02da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：unim | 作成日時：2020年8月21日 7時
