俺のワンダーウーマン【青】 (ページ10)

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中「流星。大丈夫やったか！？」

会議室を開けて、開口一番に話しかけてきたのは俺らの最年長やった。
昨日グループメールでメンバーとやりとりはしたけど、やはり心配やったらしい。

「おん、俺は全くもって無事。サウナ行っとって、帰ってきたらもう燃えとった。笑」

中「流星休みやったから心配したわー。サウナ趣味でほんまよかったww」

淳太とそんな会話してたら他のメンバーも寄ってきて。
みんなほんまに心配してくれてた。

小「しばらく俺ん家来る？俺、数日なら家空けれるし。」

「いや、今な、友達の家に泊めてもらってるから大丈夫やわ。
てか望、どうせ家空けるって大崎ちゃんとこやろ？w」

小「うっさいわ。笑」

望にも結構心配かけてて、気にかけてくれたけど
俺はあの家から出て行きたくないし、
今の俺にはあいつらのアツアツぶりがやけに胸焼けするから、丁重にお断りした。笑

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マネ「藤井？あ、おった。こっちで話そか。」

マネージャーに呼び出された俺は、やや変な雰囲気を察した。

マネ「昨日の交番に連れてかれるとこ、写真撮られてたらしいわ。火事やったし、個人情報にかなり関係するからって今回は上が抑えてくれたらしいけど、これからもマークされるかもしれへんから気をつけてな？
あと家、どうする？」

「そうやったんすね。すいません、ありがとうございます。
家は…昨日友達のとこ泊めてもらって、しばらく居ていいって行ってくれてるんで数ヶ月お金貯めて引っ越します。」

マネ「分かった。じゃあそこの住所、後で送って。3ヶ月が限度な。それまでに用意するように。」

こうして最初の危機は、なんとか切り抜けた。これからはAの事がバレないように数ヶ月過ごすのみ。

そして……リミットの3ヶ月以内にAを俺のものにしなければ。